各地で猛暑が続いているなか、気をつけたいのが熱中症だ。特に、自動車は熱がたまりやすい構造をしているため、直射日光下に放置した場合は、一気に危険度が上がっていく。ちょっとしたお出かけにも車を使うことがある夏場で、最も注意すべきなのが“車内”での熱中症事故なのだ。 2016年8月1日〜31日までの1ヶ月間、JAFが出動した「キー閉じ込み」救援のうち、子どもやペットが車内に残されたケースは全国で310件も発生していた。このうち緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなく、ドアガラスを割るなどして車内の子どもを救出したケースが30件もあった。現場での聞き取り調査によると、その原因は「子どもが誤ってロックを操作した」「ペットがドアロックノブ(※)を押してしまった」というものが多かった。
2017/07/27