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円谷プロ、中国映画のウルトラマン物議で声明「断固として非難」 法的措置も

 中国で発表された3DCGアニメ映画『ドラゴンフォース(原題:鋼鐵飛龍)』にウルトラマンがゲスト出演するというトレーラー映像が公開され“円谷プロダクションの許可を得ていないのでは?”などと物議をかもしていた件について、円谷プロダクションは19日に公式サイトを通じて「当社は一切関知しておらず、本件映像作品は当社の許諾・監修等なく製作されているものです」と声明を発表した。

円谷プロダクションが声明発表(2017年1月イベントに登場したウルトラマン) (C)ORICON NewS inc.

円谷プロダクションが声明発表(2017年1月イベントに登場したウルトラマン) (C)ORICON NewS inc.

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 「中国におけるウルトラマンキャラクターを利用した無許諾映像作品の製作発表について」のエントリーで円谷プロは「去る2017年7月10日、中国北京において、中国企業である広州藍弧文化伝播有限公司により、ウルトラマンシリーズキャラクターを利用した映像作品『鋼鐵飛龍之再見奧特曼』の製作発表が実施されました」と報告し「本件発表について、当社は一切関知しておらず、本件映像作品は当社の許諾・監修等なく製作されているものです」とコメント。

 続けて「当該発表会及び映像におけるウルトラマンキャラクターの利用方法、態様等は、ウルトラマンブランドを著しく毀損し、断固として非難すべきものであり、到底認められるものではありません」と厳しく伝えた。

 また、一部報道などの通り「ウルトラマンシリーズの初期映像作品(「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンエース」「ウルトラマンタロウ」)に関する日本国外における利用権の取り扱いに関しては、長期間に亘り、複数の国において係争が続いております」と説明。

 「もっとも、これまでに出されたいずれの判決においても、一貫して、当社がすべてのウルトラマンシリーズの製作者であり、その著作権を保有している点が認められております」とし、本件映像作品のような新規著作物の製作、ウルトラマンシリーズキャラクターの翻案・改変等の権利は「当社のみに帰属するものです」と回答した。

 上記を受け、円谷プロダクションとしては「あらためて本件発表を行った中国企業、および本件映像製作に関与している者に対し法的措置を含む断固とした措置をとってまいる所存です」と記し「お取引先様、ご関係者様、ウルトラマンシリーズのファンの皆様におかれましては、大変ご心配、ご迷惑をおかけしていること、心よりお詫び申し上げますとともに、今後とも変わらぬご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と呼びかけている。

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