俳優の市村正親と女優の田中裕子が出演する舞台『NINAGAWA・マクベス』の香港公演が23日より行われ、25日に千秋楽を迎えた。カーテンコールでは、香港では異例だという“オールスタンディング”での熱い拍手が送られ、出演者一同が感慨深げに歓声を受け止めた。
昨年5月に亡くなった演出家の蜷川幸雄さん(享年80)の一周忌追悼公演にあたる同作。シェイクスピア作『マクベス』のせりふと人物設定はそのままに、時代を日本の安土桃山時代に移し替え、巨大な仏壇の中で、現在・過去・未来が交錯。血塗られた野望と運命の悲劇を鮮やかにうつし出す。
自身初の香港公演を終えた市村は「蜷川さんが魂込めて創ったこの作品に出演できたことを誇りに思います。無事に終えることができて、充実感でいっぱいです」としみじみ。「蜷川さんの魂が僕の身体に乗り移って、自分でも信じられないくらいの舞台を経験することができました」と言葉に力を込めた。
一方の田中が「たくさんの拍手をありがとうございました。蜷川さんが最後に演出したこの作品を香港の皆さまに観ていただけて幸せです」とコメントすると、市村も「香港初日を終えたあと、切に感じたことは『NINAGAWA・マクベス』は、舞台上で『演ずる』というよりは『生きる』ということでした。天国にいる蜷川さん、ありがとう」と呼びかけていた。
香港公演の後は(さいたま/佐賀)、イギリス(ロンドン/プリマス)、シンガポールでの公演が予定されている。
■『NINAGAWA・マクベス』公演情報
埼玉:彩の国さいたま芸術劇場 7月13日〜29日
佐賀:鳥栖市民文化会館 8月4日〜6日
英・ロンドン:10月5日〜8日
英・プリマス:10月13日・14日
シンガポール:11月23日〜25日
昨年5月に亡くなった演出家の蜷川幸雄さん(享年80)の一周忌追悼公演にあたる同作。シェイクスピア作『マクベス』のせりふと人物設定はそのままに、時代を日本の安土桃山時代に移し替え、巨大な仏壇の中で、現在・過去・未来が交錯。血塗られた野望と運命の悲劇を鮮やかにうつし出す。
自身初の香港公演を終えた市村は「蜷川さんが魂込めて創ったこの作品に出演できたことを誇りに思います。無事に終えることができて、充実感でいっぱいです」としみじみ。「蜷川さんの魂が僕の身体に乗り移って、自分でも信じられないくらいの舞台を経験することができました」と言葉に力を込めた。
一方の田中が「たくさんの拍手をありがとうございました。蜷川さんが最後に演出したこの作品を香港の皆さまに観ていただけて幸せです」とコメントすると、市村も「香港初日を終えたあと、切に感じたことは『NINAGAWA・マクベス』は、舞台上で『演ずる』というよりは『生きる』ということでした。天国にいる蜷川さん、ありがとう」と呼びかけていた。
香港公演の後は(さいたま/佐賀)、イギリス(ロンドン/プリマス)、シンガポールでの公演が予定されている。
■『NINAGAWA・マクベス』公演情報
埼玉:彩の国さいたま芸術劇場 7月13日〜29日
佐賀:鳥栖市民文化会館 8月4日〜6日
英・ロンドン:10月5日〜8日
英・プリマス:10月13日・14日
シンガポール:11月23日〜25日
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2017/06/26