日本文学振興会は20日、第157回芥川龍之介賞・直木三十五賞(平成29年上半期)の候補作を発表した。受賞作を決める選考会は7月19日、東京・築地の「新喜楽」で行われる。
芥川龍之介賞の候補には、2度目のノミネートとなった今村夏子氏(選考会当日37・以下同)の『星の子』、古川真人氏(28)の『四時過ぎの船』、初ノミネートの温又柔氏(37)の『真ん中の子どもたち』、沼田真佑氏(38)の『影裏』の全4作が選ばれた。
直木三十五賞候補には、ドラマ化された『嘆きの美女』や『ランチのアッコちゃん』の柚木麻子氏(35)が『BUTTER』で4度目のノミネート。また、『盤上の夜』で同賞候補および第33回日本SF賞を受賞した宮内悠介氏(38・3度目候補)の『あとは野となれ大和撫子』や、『鳩の撃退法』で第6回山田風太郎賞を受賞した佐藤正午氏(61・初候補)の『月の満ち欠け』など、ジャンルも作家のキャリアも幅広い中から全5作品が選ばれた。
両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。贈呈式は8月下旬に都内で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が与えられる。
前期・第156回(平成28年下半期)の芥川賞は山下澄人氏の『しんせかい』、直木賞は恩田陸氏の『蜜蜂と遠雷』が選出された。
候補作は以下の通り(五十音順・敬称略)。
■第157回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)
今村夏子『星の子』(小説トリッパー春号)
温又柔『真ん中の子どもたち』(すばる四月号)
沼田真佑『影裏』(文學界5月号)
古川真人『四時過ぎの船』(新潮六月号)
■第157回直木三十五賞 候補作(出版社)
木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』(KADOKAWA)
佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
佐藤正午『月の満ち欠け』(岩波書店)
宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』(KADOKAWA)
柚木麻子『BUTTER』(新潮社)
選考委員は以下の通り(五十音順・敬称略)。
■芥川賞:小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美、吉田修一
■直木賞:浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき
芥川龍之介賞の候補には、2度目のノミネートとなった今村夏子氏(選考会当日37・以下同)の『星の子』、古川真人氏(28)の『四時過ぎの船』、初ノミネートの温又柔氏(37)の『真ん中の子どもたち』、沼田真佑氏(38)の『影裏』の全4作が選ばれた。
直木三十五賞候補には、ドラマ化された『嘆きの美女』や『ランチのアッコちゃん』の柚木麻子氏(35)が『BUTTER』で4度目のノミネート。また、『盤上の夜』で同賞候補および第33回日本SF賞を受賞した宮内悠介氏(38・3度目候補)の『あとは野となれ大和撫子』や、『鳩の撃退法』で第6回山田風太郎賞を受賞した佐藤正午氏(61・初候補)の『月の満ち欠け』など、ジャンルも作家のキャリアも幅広い中から全5作品が選ばれた。
両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。贈呈式は8月下旬に都内で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が与えられる。
前期・第156回(平成28年下半期)の芥川賞は山下澄人氏の『しんせかい』、直木賞は恩田陸氏の『蜜蜂と遠雷』が選出された。
候補作は以下の通り(五十音順・敬称略)。
■第157回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)
今村夏子『星の子』(小説トリッパー春号)
温又柔『真ん中の子どもたち』(すばる四月号)
沼田真佑『影裏』(文學界5月号)
古川真人『四時過ぎの船』(新潮六月号)
■第157回直木三十五賞 候補作(出版社)
木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』(KADOKAWA)
佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
佐藤正午『月の満ち欠け』(岩波書店)
宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』(KADOKAWA)
柚木麻子『BUTTER』(新潮社)
選考委員は以下の通り(五十音順・敬称略)。
■芥川賞:小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美、吉田修一
■直木賞:浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき
コメントする・見る
2017/06/20