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武井咲主演で『黒革の手帖』悪女再び 「とにかくプレッシャーがすごい」

 女優の武井咲(23)主演で、松本清張の不朽の名作『黒革の手帖』が再びテレビ朝日系で連続ドラマ化されることが17日、わかった。今期、『緊急取調室』が好調な木曜9時枠で7月スタート。かつて事務所の先輩、米倉涼子が主演し、女優として開花するきっかけとなった作品であり、武井にとっては初の清張作品への挑戦。「とにかくプレッシャーがすごいです。最初にお話をいただいたときは『やりたくない!(笑)』と不安で逃げ出したい気持ちにもなりましたが、今はようやく楽しみのほうが大きくなってきたかな…?」とコメントしている。

 今年は、松本清張没後25年の節目。原作小説は、1978〜80年に『週刊新潮』(新潮社)に連載され、80年に同社から単行本が刊行された。勤めていた銀行から横領した巨額の金で、東京・銀座にクラブ「カルネ」をオープンさせた原口元子。違法な“借名口座”の預金者リストが記された「黒革の手帖」を武器に、愛と欲望が渦巻く夜の世界で、さらにのし上がっていく。

 82年1月期に山本陽子主演で連続ドラマ化され、平均視聴率17.4%、最高視聴率18.6%を獲得。2004年10月期には米倉主演で連続ドラマになり、平均視聴率15.7%、最高視聴率17.7%を記録した(視聴率はビデオリサーチ調べ、いずれも同局で放送)。

 銀行から大金を横領するという罪を犯し、何の後ろ盾もなく、自らの野望のためだけに突き進んでいく覚悟と大胆さは、いつの時代にも視聴者を熱狂させ、“悪女”と謳われながらも多くの女性たちの共感を得てきた。

 今回は、「今年24歳を迎える武井咲さんが、劇中でも銀座最年少ママという新たな設定と共に、稀代の悪女の物語に新風を吹かせます。黒革史上、最も若く、最もしたたかで、最も大胆なヒロイン・原口元子の華麗なる軌跡をどうかご期待ください」と中川慎子プロデューサー。

 武井も覚悟は決めていて、「このような大作に挑戦することに多少のためらいはありますが、勇気を出して一歩踏み出すことでひとつ上のステージに引き上げていただき、そこでどれだけ自分が頑張れるかが勝負なのかなと思います。銀座のママ、悪女、という“大人の女性”な役柄のお芝居ができることをうれしく思いますし、松本清張作品に出られることも、とても光栄です。この作品を機にひとつ成長できればいいなと思っています」と前向きに語っている。

 史上最年少の“原口元子”を武井がどう演じるのか。「私はこれまで等身大の役が多かったので、エッジの効いた役、今までとはひと味違った役をできることが楽しみです。今回、元子という悪女を演じるということで、みなさんが抱く私のイメージも変わっていくかもしれませんが、その変化も怖くない、むしろそうならなくてはいけない、と強く思っています」。現状に甘んじることなく、武井自身も己の道を切り開く。

関連写真

  • 『黒革の手帖』は事務所の先輩・米倉涼子から武井咲(写真)のもとへ。テレビ朝日系7月期のドラマとしてよみがえる(C)テレビ朝日
  • 清張作品、初挑戦。武井咲が“稀代の悪女”原口元子を史上最年少で演じる(C)テレビ朝日

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