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『坂道のアポロン』知念侑李主演で実写映画化 中川大志・小松菜奈ら共演 来年公開へ

 『月刊flowers』(小学館)で2007年11月号から12年3月号まで連載され、12年4月期にテレビアニメも放送された人気漫画『坂道のアポロン』(原作:小玉ユキ)が実写映画化され、2018年に公開予定であることが明らかになった。人気グループ・Hey! Say! JUMP知念侑李(23)が映画単独初主演を飾り、中川大志(18)、小松菜奈(21)ら旬の役者が共演。ジャズをテーマにした青春音楽ラブストーリーを描く。

映画『坂道のアポロン』に出演する(左から)中川大志、小松菜奈

映画『坂道のアポロン』に出演する(左から)中川大志、小松菜奈

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 原作コミックは『このマンガがすごい!2009』オンナ編で1位を獲得し、『第57回小学館漫画賞』一般向け部門を受賞。1960年代の長崎・佐世保市を舞台に、父を亡くし都会から引っ越してきた優等生で内向的な主人公・西見薫(知念)が、“札付きの不良”と恐れられるクラスメート・川渕千太郎(中川)との友情や、千太郎の幼なじみ・迎律子(むかえ りつこ、小松)への片思いを経験し成長していく姿を描く。ピアノを弾く薫が千太郎のドラム演奏と出会うことでジャズの魅力に目覚め、2人でセッションを繰り広げる姿も原作の大きな見どころ。

 主人公・薫を演じる知念は、役作りで昨年9月からピアノの特訓を開始。自宅に電子ピアノを購入し、2度目のレッスンでは完全に演奏を覚えてくる完璧主義ぶりでスタッフを驚かせたという。秀才でプライドが高いお坊ちゃんながら、恋する女性についキスしてしまうなど複雑なキャラクターを演じるが、「脚本を読んだ時、最近の実写化映画にはない素朴さや繊細さが魅力的な作品だと感じました」と役への共感を語っている。

 千太郎役の中川も未経験のジャズドラムに挑むべく自宅に電子ドラムのセットをそろえ練習。現在はその場で習ったフレーズもすぐに叩けるという驚異の上達を見せているとのこと。「千太郎の叩く、力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現できるよう全力で臨みたいと思います。優しくて、真っ直ぐで、孤独だけど力強く生きる千太郎を、魂を込めて演じたいと思います」と全力投球を誓った。

 そんな薫と千太郎の間で揺れ動くレコード屋の娘のヒロイン・律子を演じる小松は「初めて共演するお2人と、現場で起こる化学反応を楽しみながら撮影に挑みたいです。迎律子ちゃんという素朴で純粋な一人の女の子を丁寧に演じられたらいいなと思います」と共演を心待ちにしている様子だ。

 メガホンをとるのは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『僕等がいた(前篇・後篇)』などのヒット作を生み、青春映画の名手として知られる三木孝浩監督。これまでも多数のミュージックビデオや『ソラニン』『青空エール』など音楽をテーマにした映画を手がけており、「不器用だけれど、音楽を通して自分の気持ちを、在り方を、必死で手繰り寄せようとする若き者達の物語を、僕自身も心躍らせながら描きたいと思います!」と語っている。

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