俳優の山田孝之が、テレビ東京のドラマ特別企画『破獄(はごく)』(2017年放送)に出演することが19日、わかった。ビートたけしが監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守・浦田進役で主演する。「ビートたけしさんとはいままでご縁が無く、お会いするのは今回が初めて」だったという山田は、たけしと対決する犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した天才的脱獄犯・佐久間清太郎を演じる。
読売文学賞を受賞した吉村昭氏の同名小説(新潮文庫)を、池端俊策氏の脚本、深川栄洋監督の演出で30 年ぶりにドラマで映像化。
たけし演じる看守・浦田は、震災で妻と子どもを失い、生きる張り合いを無くして、脱獄阻止だけに命を燃やす男。対して、山田演じる脱獄犯・佐久間は、青森の貧しい家に生まれ、蟹工船の雑役夫などをしていたが、土蔵破りの際、追跡してきた男を刺し殺し逮捕、無期懲役囚に。しかし、「絶対に生き抜いてやる」という執念から、幾度となく脱獄を繰り返してきた。対照的な2人の攻防を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」そして、「人と人の絆とは何か」を描く。
山田は「これは心身ともにボロボロになるだろうなと思いましたが、不思議なもので挑戦したくなるんですよね」と、人間離れした身のこなしと腕力で4度も脱獄に成功した囚人の体力や精神力を表現するため、頭髪は丸刈り、厳しい食事制限と肉体改造を敢行し、ほかの仕事はすべて断って、本作に没頭。「浦田のせりふにもありますが、佐久間はとても素直な人だと思います。その素直さからくる行動や言動が、多くの人は理解できず、恐怖にすら感じてしまう。そう思ったので僕も素直な気持ちで佐久間として生きました」と撮影を振り返った。
その演技は、「期待どおり、狂気や痛いほどの凄烈さに満ちている。視聴者の皆さんも画面を通じてその“誰にも真似のできない力強さ”、そして、その裏側にある“いとおしいまでの弱さ”を確かめてほしい」と田淵俊彦プロデューサー。
山田も視聴者にこんなメッセージを託した。「佐久間という素直な人間を見たとき、見てくださった方々が自分に問いかける質問とはなんでしょうか。そして、その質問の答えを探したとき、あなたはいままで通り歩むことを選択するのでしょうか」。
初共演したたけしには「(映画監督の)北野武さんとしてもお会いできる日を楽しみにしています」と、今回一度きりの縁にしたくない意欲も見せていた。
読売文学賞を受賞した吉村昭氏の同名小説(新潮文庫)を、池端俊策氏の脚本、深川栄洋監督の演出で30 年ぶりにドラマで映像化。
たけし演じる看守・浦田は、震災で妻と子どもを失い、生きる張り合いを無くして、脱獄阻止だけに命を燃やす男。対して、山田演じる脱獄犯・佐久間は、青森の貧しい家に生まれ、蟹工船の雑役夫などをしていたが、土蔵破りの際、追跡してきた男を刺し殺し逮捕、無期懲役囚に。しかし、「絶対に生き抜いてやる」という執念から、幾度となく脱獄を繰り返してきた。対照的な2人の攻防を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」そして、「人と人の絆とは何か」を描く。
山田は「これは心身ともにボロボロになるだろうなと思いましたが、不思議なもので挑戦したくなるんですよね」と、人間離れした身のこなしと腕力で4度も脱獄に成功した囚人の体力や精神力を表現するため、頭髪は丸刈り、厳しい食事制限と肉体改造を敢行し、ほかの仕事はすべて断って、本作に没頭。「浦田のせりふにもありますが、佐久間はとても素直な人だと思います。その素直さからくる行動や言動が、多くの人は理解できず、恐怖にすら感じてしまう。そう思ったので僕も素直な気持ちで佐久間として生きました」と撮影を振り返った。
その演技は、「期待どおり、狂気や痛いほどの凄烈さに満ちている。視聴者の皆さんも画面を通じてその“誰にも真似のできない力強さ”、そして、その裏側にある“いとおしいまでの弱さ”を確かめてほしい」と田淵俊彦プロデューサー。
山田も視聴者にこんなメッセージを託した。「佐久間という素直な人間を見たとき、見てくださった方々が自分に問いかける質問とはなんでしょうか。そして、その質問の答えを探したとき、あなたはいままで通り歩むことを選択するのでしょうか」。
初共演したたけしには「(映画監督の)北野武さんとしてもお会いできる日を楽しみにしています」と、今回一度きりの縁にしたくない意欲も見せていた。

2017/02/20