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増田明美が朝ドラを解説!? 連続テレビ小説『ひよっこ』の「語り」に抜てき

 駅伝・マラソン中継で選手の人柄まで伝える解説に定評があるスポーツジャーナリストの増田明美が、4月3日スタートのNHK連続テレビ小説『ひよっこ』(月〜土 前8:00 総合ほか)の「語り」を担当することが15日、同局から発表された。連続ドラマの「語り」は初挑戦。当時の時代背景の解説を交えつつ、女優の有村架純演じるヒロイン・谷田部みね子の人生という名のマラソンを、生き生きと“解説”していく。

4月3日スタートのNHK連続テレビ『ひよっこ』の語りを担当する増田明美(写真提供:NHK)

4月3日スタートのNHK連続テレビ『ひよっこ』の語りを担当する増田明美(写真提供:NHK)

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 増田は、物語が始まる1964年生まれ。今回の起用を受けて、「私が生まれた昭和39年の東京オリンピックの頃が舞台とうかがい、これも何かの縁ですね。ハチマキをキュッとしめて号砲を待つ気持ちです」とコメントを寄せた。本作の脚本を執筆する岡田惠和氏が過去に手掛けた連続テレビ小説『ちゅらさん』『おひさま』が好きだったといい、「語りを担当させていただくことになり、うれしいです。内容がすばらしいので邪魔にならないように、マラソン選手を沿道で走りながら応援する気持ちでやらせていただきます」と意気込んでいる。

 高校在学中から、陸上長距離で次々と日本記録を樹立し、天才少女と呼ばれた増田。84年のロス五輪女子マラソンに日本代表として出場するも、無念の途中棄権。引退後は、スポーツライターにはじまり、おばあちゃん譲りというおしゃべりをいかしてラジオのパーソナリティーもこなすように。現在は、大阪芸術大学教授、コラム執筆のほか、新聞紙上での人生相談やテレビ番組のナレーションでも活躍している。

 昨年、亡くなった永六輔さんから現場に足を運ぶ“取材”の大切さを教えられるなど、大きな影響を受けたという。丁寧な取材活動から得た情報を絶妙に盛り込んだ増田のマラソン解説のファンは多い。『ひよっこ』の菓子浩チーフプロデューサーもその一人で「聞き取りやすくきれいな声。選手の気持ちが伝わる解説。どこで仕入れた?と思ってしまうマニアックな情報。『ひよっこ』の語りは、“語り”というよりは“解説”です。ヒロインがどんな時代を生きているのか? 流行や物価、出来事など、ストーリーに寄り添いながら、ときには、『そんな情報いる?』というようなマメ知識も出したい」と、増田のキャラクターを存分に生かす方針だ。

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