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水野美紀『奪い愛、冬』の怪演が大反響 自身初のヒール役に「役者冥利に尽きる」

 テレビ朝日系で放送中のドラマ『奪い愛、冬』(毎週金曜 後11:15※一部地域を除く)で、ヒロインの元カレの妻を演じる水野美紀(42)の“怪演”が話題になっている。

テレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』に出演する水野美紀 (C)ORICON NewS inc.

テレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』に出演する水野美紀 (C)ORICON NewS inc.

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 今月3日放送の第3話では、うそをついて自宅に隠れていた蘭(水野)が、忘れ物を届けにきたヒロインの光(倉科カナ)と夫の信(大谷亮平)がキスした瞬間、「ここにいるよ〜」と2人の目の前に飛び出してくるシーンが大反響。爆笑する人あり、「もはやホラー」と震え上がる人あり、いずれにしても彼女から目が離せない。渦中の水野を直撃した。

 「思いっきり、やらせてもらっています」と水野。第3話の放送後は、「エゴサーチしました(笑)。私が隠れていたのは掃除機入れだったのですが、まさか、あの中にいるとは視聴者の皆さんも予想外だったのでないでしょうか。うまくいったな、と思いました(笑)。現場で、ここに隠れてくださいと言われた時は私も爆笑しましたし、カットがかかった瞬間、その場にいた全員、ゲラゲラ笑っていました」と、実に楽しそうに取材に応じてくれた。

 「どのシーンも演じていて楽しいのですが、蘭が嫉妬に狂っている時の大谷さんが面白いですね(笑)。フリーズしちゃっている。蛇に睨まれた蛙とはこのことか、と」。今回の現場で一番つらいのは、「本番中に笑うのをがまん」することだそう。

 同ドラマは、仕事も優秀にこなし、恋人からプロポーズされ、公私ともに充実していたヒロイン・光の前に、かつて死ぬほど愛した元カレが現れたことから、事態は急転。婚約者・奥川康太(三浦翔平)や元カレの妻たちが“激しい嫉妬と愛”を交錯させる。

 水野が演じる蘭は、小さい頃からずっと信のことが好きで、ある時、信の身代わりになって負傷し、その傷を逆手に取って結婚を迫った。信への愛情、というより執着は尋常ではなく、右足が痛むたび、信にさすらせるなど、夫を支配下に置くような行動も見せる。昨年10月期に日本テレビ系で放送されたドラマ『黒い十人の女』で、空気が読めない舞台女優を好演していた記憶も新しい中、今回の作品で自身初の完全ヒール役に挑んでいる。

 「オファーをいただいた時は、この役をやったらCMの仕事がこなくなりそうだなって(笑)。でも、いま、お芝居をするのが楽しくて。蘭のようなヒール役をいただいたり、『黒い十人の女』の時のように笑いの要素も求められる役をいただけるようになってきたのは、役者冥利に尽きます」。

 蘭の常軌を逸した言動の数々は、放送作家の鈴木おさむ氏が完全オリジナルで書き下ろした台本にすべて書かれていること。「私は、台本に書いてあるせりふをどんな風に言おうか、行間をどう埋めて、含みをもたせた表現をしようか、と自分なりにふくらませてアウトプットしているだけ」と水野はいうが、視聴者に「水野さん、怖いけど、笑えるけど、何かハマっちゃう」と思わせるのは、役を自分のものにして観る人を引き込ませる力があってこそだ。

 1987年、中学1年生の時に『第2回 東鳩オールレーズンプリンセスコンテスト』で準優勝したことをきっかけに芸能活動を開始してから今年で30年。「これまでどういう経験を積んできたかが、結果として出てくる年齢になってきたんだな、と思います。若い頃からいろいろな作品で経験をさせていただきましたし、ある時期から舞台に傾倒して、改めて演技を勉強して、突き詰めていったことが全部自分の引き出しになっているな、と思います。蘭を演じる上でも、その引き出しが役立っている感じですね」。

 今後の展開が気になるところだが、「最後までびっくりするようなことが起き続けます。最後の最後まで、画面に向かって突っ込まずにはいられない仕掛けが満載なので、楽しみにみていただけたら。SNSでつぶやきながら、感想を共有しながら観ていただいても楽しいと思います」と話していた。

関連写真

  • テレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』に出演する水野美紀 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』第4話より。光(倉科カナ)への嫉妬からますます常軌を逸していく蘭(水野美紀)(C)テレビ朝日

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