EXILE HIROが企画プロデュースする『HiGH&LOW』プロジェクトの映画第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』(公開中)。雨宮雅貴(TAKAHIRO)、広斗(登坂広臣)、尊龍(斎藤工)の“雨宮三兄弟”がたどる運命を描き、ヒロイン・成瀬愛華を女優・吉本実憂が演じている。
愛華は、1年前に行方知れずになった長男・尊龍にたどり着くキーパーソンとなる存在。TAKAHIRO、登坂らとの共演を振り返り「私が緊張しない空気を作ってくれた」と感謝を込めた吉本に、作品の見どころや撮影中の様子を聞いた。
──愛華を演じるにあたってどんな準備をしましたか?
【吉本】台本には書かれていない部分も含めて、これでもかというくらい細かくバックグラウンドを想像しました。例えば、彼女は弁護士の父親に男手一つで育てられた設定ですが、「お母さんはいつ、どうして亡くなったんだろう…」とか。強がってるわりには繊細そうだけど、「愛華って彼氏いたことあるのかな?」とか。ストーリーとは直接関係ありませんが、自分の中にそういう細かい積み重ねがないと、物語の中でちゃんと愛華として生きられない気がしたんです。
──実際に演じてみた感想は?
【吉本】クランクイン前にTAKAHIROさん、登坂さん、山口(雄大)監督と一緒に本読みをしたんです。ほぼ初対面だったので、すごく緊張していたのですが、そんなことも意識できないくらい必死で…。一人で迷っていた点を思い切って質問してみたり、雅貴・広斗と愛華の掛け合いのパートを演じたりすることができました。それで自分なりに軸が見つかったというか、現場では自然と役に入れた気がします。よく覚えているのは、役作り用のノートをTAKAHIROさんに見られちゃったこと(笑)。映画の雅貴みたいな口調で「めっちゃ書いてるじゃん!」と明るく言ってくださって、それでこわばってた気持ちが、スーッと楽になりました。
――TAKAHIROさん、登坂さんとは現場でどんなやりとりを?
【吉本】2人ともすごく気さくな方で、映画の中に出てくる雅貴、広斗、愛華とほとんど同じ雰囲気で接してくださいました。撮影の途中からは、TAKAHIROさんの言葉に私がツッコミを入れ、それを登坂さんが冷静に受け流すのがお約束のネタみたいになって(笑)。私が緊張しない空気を作ってくださったんだと思います。2人は本当に仲がよくて。カメラが回ってないときも、ほとんど雅貴と広斗の会話を見ている感じなんですよね。
──尊龍を演じた斎藤工さんとも今回が初の共演ですね。
【吉本】私が勝手に思い描いていた尊龍のイメージそのもので、すごく驚きましたし、安心しました。現場では役の雰囲気をずっと保っておられて、私が何とか愛華として生きられたのは斎藤さんのおかげだと思います。それだけに尊龍が不在のシーンを撮っている期間はきつかった(笑)。恋愛感情とはちょっと違うと思うんですが、自分を救ってくれた尊龍に対して、愛華は言葉で説明できない憧れみたいな感情を抱いている。出会ったばかりの雅貴、広斗と行動を共にするのも2人のどこかに尊龍さんの面影、強さと優しさを感じたからだと思うんです。
愛華は、1年前に行方知れずになった長男・尊龍にたどり着くキーパーソンとなる存在。TAKAHIRO、登坂らとの共演を振り返り「私が緊張しない空気を作ってくれた」と感謝を込めた吉本に、作品の見どころや撮影中の様子を聞いた。
──愛華を演じるにあたってどんな準備をしましたか?
【吉本】台本には書かれていない部分も含めて、これでもかというくらい細かくバックグラウンドを想像しました。例えば、彼女は弁護士の父親に男手一つで育てられた設定ですが、「お母さんはいつ、どうして亡くなったんだろう…」とか。強がってるわりには繊細そうだけど、「愛華って彼氏いたことあるのかな?」とか。ストーリーとは直接関係ありませんが、自分の中にそういう細かい積み重ねがないと、物語の中でちゃんと愛華として生きられない気がしたんです。
──実際に演じてみた感想は?
【吉本】クランクイン前にTAKAHIROさん、登坂さん、山口(雄大)監督と一緒に本読みをしたんです。ほぼ初対面だったので、すごく緊張していたのですが、そんなことも意識できないくらい必死で…。一人で迷っていた点を思い切って質問してみたり、雅貴・広斗と愛華の掛け合いのパートを演じたりすることができました。それで自分なりに軸が見つかったというか、現場では自然と役に入れた気がします。よく覚えているのは、役作り用のノートをTAKAHIROさんに見られちゃったこと(笑)。映画の雅貴みたいな口調で「めっちゃ書いてるじゃん!」と明るく言ってくださって、それでこわばってた気持ちが、スーッと楽になりました。
――TAKAHIROさん、登坂さんとは現場でどんなやりとりを?
【吉本】2人ともすごく気さくな方で、映画の中に出てくる雅貴、広斗、愛華とほとんど同じ雰囲気で接してくださいました。撮影の途中からは、TAKAHIROさんの言葉に私がツッコミを入れ、それを登坂さんが冷静に受け流すのがお約束のネタみたいになって(笑)。私が緊張しない空気を作ってくださったんだと思います。2人は本当に仲がよくて。カメラが回ってないときも、ほとんど雅貴と広斗の会話を見ている感じなんですよね。
──尊龍を演じた斎藤工さんとも今回が初の共演ですね。
【吉本】私が勝手に思い描いていた尊龍のイメージそのもので、すごく驚きましたし、安心しました。現場では役の雰囲気をずっと保っておられて、私が何とか愛華として生きられたのは斎藤さんのおかげだと思います。それだけに尊龍が不在のシーンを撮っている期間はきつかった(笑)。恋愛感情とはちょっと違うと思うんですが、自分を救ってくれた尊龍に対して、愛華は言葉で説明できない憧れみたいな感情を抱いている。出会ったばかりの雅貴、広斗と行動を共にするのも2人のどこかに尊龍さんの面影、強さと優しさを感じたからだと思うんです。
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2016/10/10