映画監督の岩井俊二氏が4日、都内で『第29回東京国際映画祭』で行われる自身の特集上映について記者会見を行った。昨年公開された『花とアリス殺人事件』で初めて長編アニメーションに挑んだ岩井監督は、今後について「実はものすごくやりたい。実写もやりながら、アニメもと欲張りにも思っている」と意欲を見せた。 岩井監督は「日本のアニメーションとは作り方が違う岩井流のアニメの作り方をして、今もチームがあってミュージッククリップをつくっている」と現状を明かし、今後さらなる意欲をみせると「『花とアリス殺人事件』はヨーロッパで上映してもらった流れもあるので、ヨーロッパではアニメ監督だと思われていると思う。そちらのファンにもアニメをお届けしたい」と冗談めかして笑わせた。
2016/10/04