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武井咲「子どもたちに支えられた」 『瀬戸内少年野球団』に主演

 この夏は、連続ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(7月期/TBS系)で既婚者と禁断の恋に落ちるヒロインを演じるなど、さまざまな作品で活躍している武井咲。きょう17日放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル『瀬戸内少年野球団』(後9:00)にも主演し、かつて夏目雅子さんが演じた子どもたちのあこがれ、駒子先生に挑んだ。
 
 ドラマの原作は、昭和を代表する作詞家、阿久悠さんが1979年に上梓した自伝的小説。夏目さんの主演で1984年に映画化され、昭和の名作としていまも語り継がれている。兵庫県淡路島で敗戦を迎えた少年少女たちの目を通して、絶望感、喪失感、無力感から、野球をすることで生きる力を取り戻していく人々の姿を生き生きと描いていく。

武井咲 (C)ORICON NewS inc.

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 「演じるにあたり、映画を拝見しましたが、夏目さんが美しくて…。昭和の名作のリメイクという緊張感はありましたが、いま、このタイミングでこの作品に出会えた縁を大切にしたいと思いました。駒子役をほかの誰かが演じていたら、と思うだけでゾッとします。駒子を演じることができてよかったと思います」。

 武井が演じる中井駒子は、子どもたちと日々真剣に向き合う心優しい先生。明確なルールにのっとり、チームが一丸となって一つの白球を追う、野球を通して子どもたちに夢と生きる希望を与える役どころ。

 「時代も言葉もいまとは違いますし、小学校の先生役も初めてでしたので、不安もありました。戦中・戦後の時代背景の中で、駒子をどこまで明るく描けるかが、とても大事になると思っていましたが、撮影現場では子どもたちがいてくれたおかげで先生になれたという感じがしています。子どもたちの元気いっぱいの声や笑顔、野球をしている姿に、役を通り越して胸を打たれました」。

 撮影が終わりに、子どもたち全員に手紙を書いて感謝の気持ちを伝えたという武井。「作品を一緒に乗り越えたチームというか、団結感をひしひしと感じ」、自然とそういう気持ちになったのも初めての経験だった。

 劇中で駒子が野球の守備練習でノックをしようとして空振りするシーンが出てくるのだが、「小さい頃、お父さんとキャッチボールしたことがありましたし、人手が足りなくて試合の応援に参加したこともありましたので、打とうと思ったら打てます。空振りはお芝居です」とアピールしていた。

 秋はNHKの時代劇『忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜』(9月24日スタート)に主演。「もっと私がいっぱいいれば、いいのに、と思います。どれもこれも一つ一つ大事な作品となっていますし、私が演じるからにはこうしていきたいという思いもありますし。一つ一つの出演作品に達成感や撮影時の充実感、そして、世に送り出される喜びを感じています」と話していた。

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  • 武井咲 (C)ORICON NewS inc.
  • 9月17日放送、テレビ朝日系ドラマスペシャル『瀬戸内少年野球団』より、
  • 9月17日放送、テレビ朝日系ドラマスペシャル『瀬戸内少年野球団』より

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