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清水崇監督がYouTuberたちにホラー撮影指導 最新カメラで360度撮影

 ハリウッドにも進出したホラー映画『呪怨』などで知られる清水崇監督が1日、六本木のYouTube Space Tokyoで行われた360°「ホラー」動画制作プログラムに出席。くまみきたち人気YouTuberたちに、最新のVRを活用した本格的なホラー撮影指導を行った。

清水崇監督がYouTuberたちに撮影指導を行った360°「ホラー」動画制作プログラム

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 360°「ホラー」動画制作プログラムとは、YouTube Space が今年の夏と秋にかけて、360°カメラを使ったホラーコンテンツの制作、配信を行うもの。このプログラムに参加したのは、くまみき、kobasolo、SHOHEI、KisaMake、Ryuuu TV、無駄づくりら、人気のYouTuberたち。彼らにホラー映画撮影のコツを伝授するのは、ハリウッド進出も果たした清水崇監督だ。

 この日の撮影には、ウェアラブルカメラGoProとGoogleがタッグを組んだ「Jump」という最新のカメラシステムを使用。同カメラシステムは、日本はもちろんのこと、世界でも使用した人は少ない、珍しいもので、清水監督も「プロでも使った人はほとんどいないような珍しいカメラを使って、実験的な映像作りにチャレンジできるなんて本当にラッキー。どういう映像になるのか楽しみです」と笑顔を見せた。

 16台のGoProカメラを円形に配置した同カメラシステムは、カメラ周辺360度の動画をパノラマで撮影可能。イメージとしては、Googleのストリートビューが動画になったような映像が、3Dで作成可能となる。今回の撮影の技術提供を行っているのは、Googleストリートビュー事業を中心に、シルク・ドゥ・ソレイユのステージを撮影した「ダイハツ トーテム 360°パノラマMOVIE」などを手がけるLIFE STYLE。同社の冨山亮太事業統括本部長は「360度パノラマの特徴は、そこにいるような感覚がリアルに感じられること。今回のYouTube Spaceさんとのプロジェクトにはワクワクしています」と語る。

 今回、撮影することになった動画のタイトルは「私の最悪の人生ゲーム」。旅館の部屋にやってきたYouTuberたちが、部屋にあった古びたすごろくをプレイしたことにより、恐ろしい出来事に遭遇することになる……という物語だ。撮影は和気あいあいとした雰囲気で行われ、ところどころでYouTuber側から「こんなことをやりたい」と清水監督に提案する一幕もあり、クリエーター同士、刺激されることも多かったようだ。

 撮影を体験したくまみきは、「YouTuberは基本、台本にきっちりと書かれているものをその通りにやるというよりは、それぞれのキャラクターを生かしながら、その場でアドリブでやるのが得意なので、今回はそういったことを生かして、わざと台本もざっくりと作って。みんなのキャラクターで映像を作り上げていくという形で作りました」。

 清水監督も「見ていて感心しました。普通、内容を決め込んだものだと、(リハーサルなどを繰り返すたびに)みんな慣れてきて、だんだんわざとらしくなっていくもの。でも今日、見ていたら、皆さんがとても自然で、ノリがよくテンションが上がっていく。とても自然に演じていて、いいなと思いました」とそのコラボを楽しんだ様子だった。なお、この日の映像は10月下旬頃に配信予定となっている。

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