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『渡鬼』1年半ぶりSPでピン子「集大成」 幸楽の改装にしみじみ

 脚本家・橋田壽賀子氏によるTBS系人気ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』が、今秋に放送されることが決定した。昨年の2月以来、1年半ぶりのスペシャルとして前後編計4時間で送る今回、女優・泉ピン子演じる小島五月が、夫の勇(角野卓造)と切り盛りしてきた中華料理店・幸楽の改装問題などに直面する。泉は「幸楽も自分たちの時代から娘夫婦の代に移っていく。世代交代は仕方がないけど、長い間親しんできた店が改装で変わってしまうのは寂しいですね」と惜しんでいる。

脚本家・橋田壽賀子氏によるTBS系人気ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』が、今秋に放送 (C)TBS

脚本家・橋田壽賀子氏によるTBS系人気ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』が、今秋に放送 (C)TBS

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 幸楽の改装を持ちだしたのは、勇の跡を継ぐ誠(村田雄浩)と娘の愛(吉村涼)夫婦。何の相談もされず、すべてが決まったあとに聞かされた五月は激怒するが、愛から「皆から嫌われていることがわかっていない」と言われショックを受ける。しぶしぶ改装を受け入れた五月のため、工事の間中に今まで働きずくめだった両親にのんびりとした生活を送ってほしいと、愛は30万円という小遣いまで用意する。この機会に「おやじバンド」の練習に精を出す勇だったが、五月は何もすることがない。

 気がつけば気軽に話ができる仲間も、愚痴をこぼせる友達もおらず、独りで旅行に行く気にもならない五月は、姑や小姑で苦労を重ね、必死で子どもたちを一人前に育て、働きずくめでここまでやってきたのは何のためだったのかと呆然とする。五月はこの孤独と失望にどう立ち向かっていくのか。そして久々の岡倉家5姉妹の暮らしぶりも明かされる。

 今回、孤立した五月があちこちを訪ねるため、「全体の9割以上は出ているんじゃないですか。まさに『渡る世間は五月ばかり』」と語る泉。「セリフもたくさんあるけど、自分としては今までの集大成だと思って、初心にかえって演じています」と思い入れを明かしていた。

 

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