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宮藤官九郎、『ゆとりですがなにか』は「台本書くのが楽しかった」 続編は10年後!?

 脚本家の宮藤官九郎氏が手掛ける日本テレビ系連続ドラマ『ゆとりですがなにか』(毎週日曜 後10:30)が、残すところあと4話となった。29日には第7話が放送される。宮藤氏にとって初の“社会派ドラマ”となったが「連ドラは一度は飽きがきてしまうのですが、今回はそれがこなかった。力を抜いて書けたというか、この台本を書くのが楽しかった」と手応えをにじませている。

日本テレビ系連続ドラマ『ゆとりですがなにか』(毎週日曜 後10:30)第7話は29日放送 (C)日本テレビ

日本テレビ系連続ドラマ『ゆとりですがなにか』(毎週日曜 後10:30)第7話は29日放送 (C)日本テレビ

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 同作は、サラリーマンの坂間正和(岡田将生)、小学校教師の山路一豊(松坂桃李)、客引きで11浪中の道上まりぶ(柳楽優弥)ら“1987年生まれ”のゆとり第一世代の3人が友情や恋、家族や人生などにもがき、葛藤する姿を描いてきた。

 キーワードとなってきた“ゆとり世代”だが「僕のなかで“ゆとり”世代や“ゆとり”教育のことを描くのは7話、8話まで。あとは宮下茜(安藤サクラ)も入れて4人それぞれが直面している問題にどう向き合っていくか」と今後の展開を明かした。

 キャラクターたちについて「やっぱりメインの3人は自分の中にいる分身みたいなもの。ゆとり世代がどうということでなく、思いきれない部分が正和、女性に対する部分が山路、めちゃくちゃしたい、破壊的な部分がまりぶ。それぞれの生き方を意識して書きました」と思い入れを明かす。

 だからこそ、結末は単調にはしたくない。「よくある、都合よく3人が何かに向かって一緒に頑張るみたいな話にはしたくない。最終話は割ときれいに着地させたくなってしまうのですが、今回はそれをしなかった。きれいに終わらなくてもいいかなと。3人の人生はまだまだ続く…みたいな終わり方ですかね」。

 ドラマが終わっても登場人物たちの人生は続いていく…。そうなると気になるのは、彼らがどんな人生を歩んでいくのか。続編の可能性はあるのか、率直に聞いてみると「続けてすぐ7月からやっていいなら書きます(笑)」とニヤリと笑顔を見せた。

 一方で「みなさんが登場人物のその後が気になるようなら、往生際悪くずるずる続けてもいい気がする。3人がどうなったか。来年とか再来年ではなく10年後とかにやりたい。(出演の)でんでんさんの年になったくらいに、年をとったゆとり世代みたいなのを書いてみてもいいかもしれないですね」。最終回は6月19日に放送。

 第7話あらすじ…食品会社につとめる正和の営業時代の得意先であり、今は後輩・山岸(太賀)が引き継いでいる仕入れ弁当屋で食中毒事件が発生。正和は“伝説の営業マン”の本領を発揮する上司・早川(手塚とおる)の指揮のもと問題の矢面に立ち、会社を救おうと奔走する。その頃、まりぶは、正和の妹・ゆとり(島崎遥香)と別れることを約束したものの、別れられないでいた。一方、一豊は週末に控えた『父の日参観』について、クラスの児童・大悟の母でシングルマザーの奈々江から相談を受ける。

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  • 日本テレビ系連続ドラマ『ゆとりですがなにか』(毎週日曜 後10:30)第7話は29日放送 (C)日本テレビ
  • 日本テレビ系連続ドラマ『ゆとりですがなにか』(毎週日曜 後10:30)結末はどうなる?(C)日本テレビ
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