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浅野忠信、主演映画『淵に立つ』カンヌで審査員賞受賞「最高です!」

 深田晃司監督(36)の最新作『淵に立つ』(英題:HARMONIUM)が、フランスで開催された『第69回カンヌ国際映画祭』「ある視点」部門の審査員賞を受賞したのを受け、一足先に現地から帰国していた主演の浅野忠信が22日、「最高です!」と喜びのコメントを発表した。

浅野忠信主演映画『淵に立つ』が『第69回カンヌ国際映画祭』「ある視点」部門審査員賞を受賞。授賞式に出席した深田晃司監督(中央)、筒井真理子(右)、古舘寛治(左)(C)Kazuko Wakayama

浅野忠信主演映画『淵に立つ』が『第69回カンヌ国際映画祭』「ある視点」部門審査員賞を受賞。授賞式に出席した深田晃司監督(中央)、筒井真理子(右)、古舘寛治(左)(C)Kazuko Wakayama

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 「我々は妥協なくこの映画に挑みました、そしてこんなに素晴らしいところにたどり着けました! 皆様のおかげです!!! ありがとうございます! 最高です! 浅野忠信」。

 浅野の出演作品が同映画祭で受賞するのは2年連続。昨年、「ある視点」部門に出品され、浅野と深津絵里がダブル主演した『岸辺の旅』では、黒沢清監督が日本人初の監督賞を受賞している。なお、審査員賞は同部門の最高賞に次ぐ賞となる。

 『歓待』『ほとりの朔子』『さようなら』などの作品で映画監督としての名前と評価を確立しつつある深田監督は、初めて参加したカンヌ映画祭でいきなりその名を刻むことに。公式上映・レッドカ-ペットには、監督、浅野のほか、筒井真理子古舘寛治が参加。浅野以外の3人は授賞式にも出席した。

 深田監督は「これで運を使い果たしたかなと思っています(笑)。カンヌで海外メディアの取材をたくさん受けたのですが、よく言われたのは、俳優の演技が素晴らしい、ということです。そして、この作品の家族の描き方が、これまでに描かれてきたものに比べると異質で、それが新鮮に映ったようです」と現地で見聞きした反応について語り、「今後の目標は、いま準備中の映画があるので、それに全力で向かいたいです」とますます意欲的になっていた。

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  • 浅野忠信主演映画『淵に立つ』が『第69回カンヌ国際映画祭』「ある視点」部門審査員賞を受賞。授賞式に出席した深田晃司監督(中央)、筒井真理子(右)、古舘寛治(左)(C)Kazuko Wakayama
  • 『淵に立つ』メインカット(C)2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS
  • 深田晃司監督(左)と、特別賞を受賞した『レッドタートル』のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督(C)Kazuko Wakayama

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