「主人公・和雄は、43年前のぼく自身の姿だったのかも知れません」と語るのは俳優の大杉漣(64)。BSジャパンで12 日(後9:00)に放送される『BSジャパン開局15 周年特別企画 ドラマスペシャル 青春の名曲ストーリー 赤いスイートピー 神田川』で、“昭和の名曲”「神田川」(南こうせつとかぐや姫/1973年発売)をモチーフにしたドラマに出演しての感想だ。 「♪あなたはもう忘れたかしら」の一節からはじまる「神田川」。女性目線で描かれているが、男女問わず共感を呼んで大ヒット。聴けば“青春時代”に引き返される人も多いだろう。大杉もその一人。「当時、ぼくは東京・吉祥寺のアパートである女性(妻)と暮らしはじめました。演劇の世界に足を踏み入れ、俳優を志した時代でもありました。もちろん経済的には恵まれていなかったのですが、俳優になろうとした夢は、“生きるチカラ”だったのかも知れません」。
2016/03/02