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芸能界復帰の森脇和成、ネットでの厳しい意見にも「匿名の声は気にならない」

 芸能界引退後、六本木で水商売、サラリーマン……様々な経験を経て、再び芸能界復帰を果たした元猿岩石森脇和成。大ブレイク当時、22歳の若者だった彼も、もう41歳になった。ORICON STYLEでは、芸能界への想い、今後の目標などについて、森脇に直撃インタビューを実施。『しくじり先生』に出た時、まだ復帰を考えていなかったという森脇を突き動かしたものとは?

ORICON STYLEのインタビューに応じた森脇和成 (C)oricon ME inc.

ORICON STYLEのインタビューに応じた森脇和成 (C)oricon ME inc.

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■ヒッチハイクから帰ってきたときは調子に乗ってた

──ブレイク当時は本当にアイドル並の人気でしたね。最高月収は2000万円あったとか……。
【森脇】 ヒッチハイクから帰ってきた当時はビックリしましたけど、でも嬉しかったですよ。有名になるのが目的で東京に出てきて、2年半でいきなり有名になったので。22歳の若造でしたから、そりゃあ調子にも乗りますよね(笑)。一方でやっぱり自分は芸人だっていう自覚があったので、歌番組とかに出てもアーティストさんに対して申し訳ないって気持ちもあったり……。もちろん歌は嫌いじゃないですし、歌もすごくいい歌をいただいてたので、複雑な気持ちはありました。まあでも当時はそこまで深く考えてなかったんですけど。

──11年ぶりに芸能界に復帰されたのは何がきっかけだったのでしょうか。
【森脇】 理由はいくつかあって、“元芸能人”として出させてもらった『しくじり先生』の反響が大きかったこと、当時勤めていた会社の社長に「もう一回やってみたら?」と背中を押されたこと。いろんな要素があります。それから、サラリーマンをやってなきゃいけない理由がなくなったことも大きかったですね。ただ、とりあえず収録前日に会社を辞めはしましたけど、『しくじり先生』に出た時はまだ復帰は考えてなかったんですけどね。

──サラリーマンをやらなければいけなかった理由とは、ご家族でしょうか。
【森脇】 はい。芸能界を引退してしばらくはサパークラブを経営してまして、1軒目は潰しちゃいましたけど、2軒目はそこそこ良かったですよ。ただ娘が生まれて、僕の中で結婚=堅い仕事、というイメージが強かったので、サパークラブ時代に知り合った方の会社に就職させてもらったんです。ただ2年前に離婚しまして、守るべきものもなくなったので……。

──どんなに疲れて帰ってきても、営業成績が万年最下位でも娘さんたちが何よりの支えだったそうですね。その後、娘さんたちには会っていますか?
【森脇】 いえ、会ってないです。めちゃめちゃ会いたいですけどね、向こうにはもう新しい家庭があるので、そこは突っつきたくないというか。ただやっぱり男親としてはかっこいいところを見せたいし、もし彼女たちがこの先の人生でつまづいたり、困ったりしたことがあったら、いつでも助けてあげられるように準備はしておきたいと、それは常に思ってますね。

■「そんなに甘い世界じゃない」言われなくてもわかってる

──今回の復帰にあたっては、いろいろな意見があるようですね。
【森脇】 ネットとかでいろいろ言われてるのは知ってます。正直、最初はビビってましたけど、そんなの気にしてたら何もできないですから、今はなんとも思ってないですね。匿名の声は気にならないです。「芸能界はそんな甘い世界じゃない」とかいうのも、言われなくてもよく知ってます。僕も一度は経験してますから。

──たしかにそうですよね。芸能界の中でもいろいろな種類がありますけど、森脇さんはどんな肩書きを目指そうと思っていますか。
【森脇】 あえて言えばタレントじゃないですかね。これまでの職業もそうなんですけど、芸能界の中でもいろいろなことをやりたいと思っているので。まだ結果を残せていないので、胸張って言えるわけじゃないんですけどね。一生かけて一つの分野を極める美学もあるけど、好きなことを全部やる人生もいいじゃないですか。別に芸能界にもこだわってるわけじゃないんですよ。せっかく今までいろんなことを経験してきたので、自分の世界を狭めたくない。何でいろんなことができるのに、みんな「これだけをやろう!」って思うのか不思議ですね。別にできること全部やったらいいじゃないって。

――その中でも、芸能界の魅力ってなんですか?
【森脇】 華やかだし、成功すれば収入もついてくるしっていうところじゃないですか。ただ、過去のことはあんまり意識していないですよ。あんなこともうできないし、世の中も変わってますし。今はまだどこにも僕のポジションはないと思うので、自分で席をつくっていけたら。芸能界って椅子取りゲームみたいなところがあるじゃないですか。椅子に座るには、誰かを押しのけなくちゃいけない。僕は争いごとが嫌いなので、椅子を自分で作りたいんです。

(文/児玉澄子)

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