ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

神木隆之介、“チャラい龍馬”を好演 過去の経験を肥やしに

 テレビ朝日系ドラマ『サムライせんせい』(毎週金曜 後11:15※一部地域を除く)に出演中の神木隆之介。今回の役どころは現代にタイムスリップしてしまった、坂本龍馬だ。ジャケットを着て、伊達メガネをかけ、教科書などでよく見る坂本龍馬の肖像とは全然違う。現代の生活に溶け込んで、「マジで〜?」「〜じゃん?」と言葉遣いも態度もチャラいけど…。「いわゆる史実上の龍馬をイメージして役づくりをしました」と神木はいう。

テレビ朝日系ドラマ『サムライせんせい』に出演する神木隆之介 (C)ORICON NewS inc.

テレビ朝日系ドラマ『サムライせんせい』に出演する神木隆之介 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 「福山雅治さんの『龍馬伝』を見直したり、そのサウンドトラックを聴きながら龍馬の名言集を読んだり、どっぷりハマってしまいました(笑)。龍馬について調べたり、考えたりしているうちに、人望の厚かった龍馬は誰の懐にも入り込める、ちゃめっ気のある人間だったんじゃないかなと思いました。そこを重視して演じています」。

 同ドラマは、幕末の土佐藩で尊王攘夷論を唱え、志士たちを率いた武市半平太(錦戸亮)が、現代のとある村にタイムスリップ。学習塾の先生となり、村で巻き起こるさまざまな問題を、サムライにしかできない方法で解決していく和製SFコメディー。

 半平太より一足早く、現代にタイムスリップしていた龍馬。幕末の土佐藩では“親友”だった二人は、平成の日本で再会。「なぜ、二人がタイムスリップしてしまったのか。その謎がひも解かれていきます。ヒントは、『武市さんと龍馬と同じ志を持っていながら別の道を歩んでいった』という史実にあります」と後半の見どころを語る。

 子役時代からドラマ・映画で多彩な役柄を演じてきた。過去に組んだことがあるスタッフと再び現場をともにする機会も増え、「どのくらい成長したか、見定められる時期に入ってきました」と恥ずかしげに笑う。

 同ドラマの放送枠では、2011年10月期に宮藤官九郎脚本の『11人もいる!』に主演。その時、演出を担当した片山修氏(テレビ朝日)が本作にも参加している。「『11人もいる!』では波乱万丈を乗り越えて、コメディー作品を演じる楽しさを学びました。『サムライせんせい』では武市の存在そのもののギャップと違和感を面白がってもらえるように、龍馬としても立ち居振る舞いやちょっとした間(ま)を際立たせていきたいです」。

 神木の強みは、出演した作品すべてを経験として、演技の肥やしにしてしまうところだ。「いままで、いろんな作品で経験してきたことが、『サムライせんせい』の龍馬を演じる上でも役に立っています。殺陣は映画『るろうに剣心』、相手の心をつかむ話し方はドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ)でスピーチライターを演じたことが役に立っているな、思いました」。

 一風変わった龍馬を演じた経験も、今後の俳優人生に少なからず影響を与えていくことは間違いないだろう。

関連写真

  • テレビ朝日系ドラマ『サムライせんせい』に出演する神木隆之介 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ朝日系ドラマ『サムライせんせい』第4話(11月13日放送)より。一足先に現代にタイムスリップしていた坂本龍馬は最新機器もらくらく使いこなす(C)テレビ朝日
  • テレビ朝日系ドラマ『サムライせんせい』第5話(11月20日放送)より。比嘉愛未(右)とは連続テレビ小説『どんど晴れ』以来の共演(C)テレビ朝日

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索