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志尊淳&芳根京子、片想いの相手に好きな人がいても諦めない

 別冊フレンドで『青夏』を連載中の南波あつこ氏が描く、全2巻で100万部を超える伝説の人気漫画『先輩と彼女』が映画化! 『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)で人気を博し、現在ドラマや映画に大活躍の志尊淳がヒロインの先輩・美野原圭吾を演じ、先輩に一途に恋するヒロインの女子高生・都築りかを演じるのは、志尊と共演したドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系)の主役に大抜擢された芳根京子。フレッシュな主演の二人と今作のメガホンをとった池田千尋監督に、撮影現場での様子やエピソードなどを聞いた。

左から芳根京子、志尊淳、池田千尋監督 (C)ORICON NewS inc.

左から芳根京子、志尊淳、池田千尋監督 (C)ORICON NewS inc.

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■お互い人見知りも、徐々に打ち解けて…

―完成した作品をご覧になっていかがでした?
【志尊】 撮影中は主観的になることが多かったんですが、完成した作品を見た時はいち観客として純粋に楽しむことができました。自分がこの世界にいたという実感がないぐらい、甘酸っぱくて、もどかしい気持ちになってキュンキュンしました。
【芳根】 撮影中は必死だったので、原作のキラキラした世界観をちゃんと表現できているか不安な気持ちもありました。でも、見た方から「共感できたよ」とか色んな感想を頂いたので、すごくうれしかったですし、今はホッとしています。

――お互いの初対面の時の印象は?
【志尊】 芳根ちゃんは本当に純粋で、透明感や清潔感がある方というのが最初の印象でした。
【芳根】 この作品が“はじめまして”だったんですが、少女漫画から出てきたようなかっこよさで、みの先輩にしか見えなかったです。ただ、私は人見知りなので“食べ物は何が好き?”という会話になっても盛り上がらず…。
【志尊】 「ふ〜ん…トマトなんだ…」おわり…みたいな(笑)。
【芳根】 本当にそんな感じだったんです(笑)。
【志尊】 僕もどちらかというと積極的に話しかけるタイプではないので、クランクインしたばかりの頃は人見知りを発動してしまいまして(笑)。

――そろって人見知りだったんですね(笑)
【芳根】 でも撮影が進んでいくうちに、みの先輩のような優しさで支えてくださって、助けてくださいました。
【志尊】 芳根ちゃんが“先輩、先輩”と慕ってくれたので、徐々にりかと圭吾のように打ち解けていけました。
【池田】 それぞれの親友役を演じた戸塚純貴くんと水谷果穂ちゃんとは、二人はすぐに仲良くなったんですが、主演の二人が一番仲良くなるのに時間がかかってましたね。そこが内容とリンクしていて良かったです。
【芳根】 みの先輩が恋をしてる葵さん役の小島梨里杏ちゃんは、志尊くんと『烈車戦隊トッキュウジャー』で共演されてるので、最初から仲が良くて。そこも含めて『先輩と彼女』とリンクしているような現場でした。

■壁ドンしてる最中はずっと笑ってた

――撮影中、楽しかったことは?
【志尊】 僕と芳根ちゃん二人のシーンでは物まねしたりして、常にふざけ合ってました(笑)。
【芳根】 なんでもすぐに笑いのツボに入っちゃうんです。周りのスタッフさんとか全くウケてないことでも、“もっとやって! もっとやって!”なんて言ったりして(笑)。
【志尊】 芳根ちゃんはすぐ笑ってくれるから、自分は面白いんじゃないかという錯覚に陥るんですよ。だから楽しくなってしまって、物まねばかりやってました(笑)

――芳根さんはいいお客さんですね(笑)。ちなみにどんな物まねを?
【志尊】 日常にいそうな人の物まねです。
【芳根】 物まね以外にも笑ってしまったことがあるんですが、壁ドンのシーンの撮影で急に志尊くんの滑舌が悪くなったんです。それがまたツボにハマってしまって。
【志尊】 壁ドンしてる最中はずっと笑ってたよね。
【芳根】 そうですね。それ以降、会うと“滑舌が悪いのどう?”と声をかけるというネタもできまして。
【志尊】 それはそれで現場でウケてました。そういう部分を切り開いてくれたのは芳根ちゃんです(笑)。

――そんな和気あいあいとした現場とは対照的に、りかが葵さんにビンタするシーンは衝撃的でした。
【芳根】 ビンタすること自体初めてでしたし、梨里杏ちゃんとは“いかに痛くなくて迫力のあるビンタができるか”を話し合いました。“ビンタ 痛くない”で検索してみたり(笑)。どうしたらナチュラルに見えるかを考えながら演じました。
【池田】 こういうシーンは、やり過ぎてしまうと共感していただけなくなるので、そこはバランスを考えながら気をつけて撮りました。
【志尊】 僕このシーンを見た時は、経験したくない瞬間だなって思いました(笑)。

■片想いの相手に好きな人がいても諦めない

――今作には壁ドン、顎クイとキュンキュンシーンも満載ですね。
【芳根】 最初は顎をつままれたんですよ(笑)。
【志尊】 “顎クイって何だろう?”と思いながらやりましたから(笑)。僕、周りの女性に壁ドンの何がいいのかリサーチしたんです。“近い距離がいい”“閉じ込められる感じがいい”とか色々ありましたけど、最終的には“人による”でした(笑)。そういう意見も参考にしつつ、いかに自然に見えるかというのを意識して壁ドンしました。

――されてみてドキドキしました?
【芳根】 りかとしてはドキドキしましたけど…。
【志尊】 芳根ちゃんとしてはドキドキしてないでしょ(笑)。
【芳根】 (笑)。ふと我に返ると“恥ずかしい…”と思ってしまって…。実は顎クイや壁ドンよりもドキドキしたシーンが出てくるのですが、そのシチュエーションは見てのお楽しみです!

――もし、片想いの相手に好きな人がいたら?
【志尊】 振り向かせます! 少しでも可能性があると思えるなら、一回振られたぐらいでは絶対に諦めない!
【芳根】 私も諦められないと思います。どんなに相手に好きな人がいても、自分が好きでいることは自由ですよね。劇中でてっちゃん先輩(戸塚純貴演じる矢田哲雄。みの先輩の友人)に「報われないからってやめれたら、それこそ本物じゃないし」と言われるんですが、心から共感できます!

――ドラマでも共演されましたが、もしまた共演するとしたら?
【志尊】 コメディーのような面白い作品がいいです。ただ、この二人の笑いというのは世間には通用しないんですけどね(笑)。
【池田】 あははは! 私は志尊くんのダークな面を見てみたい! ダーク志尊&ダーク芳根みたいな(笑)。芳根ちゃんはダークな面が無さそうだけど。
【芳根】 ありますよ(笑)。
【志尊】 自分のイメージと違う役を演じてみたいです。
【芳根】 私もいつか自分とは真逆のような役を演じてみたいです。

(文:奥村百恵)

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