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『アントマン』最も謙虚なマーベルヒーロー初来日

 新たなマーベルヒーロー映画『アントマン』が19日より公開された。スパイダーマンやアイアンマンなどに比べて、日本ではほとんど知られていなかったキャラクターだが、今回の作品で一躍表舞台に。アントマンとなる主人公・スコットを演じるポール・ラッドも初来日を果たした。

マーベルヒーロー映画『アントマン』主人公・スコット役を演じるポール・ラッド。手に持っているのは実寸のアントマンフィギュア (C)ORICON NewS inc.

マーベルヒーロー映画『アントマン』主人公・スコット役を演じるポール・ラッド。手に持っているのは実寸のアントマンフィギュア (C)ORICON NewS inc.

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 『アントマン』は、大富豪でも雷神でもない、普通より少し残念な父親が「娘のヒーローになる」ために奮闘するストーリー。やる気はあるのに空回りしてばかりのスコットは、仕事も家庭も失い、別れた妻と暮らす娘キャシーの養育費も払えない。やっと見つけたバイト先もすぐクビになる始末。このままでは娘に会えない! 崖っぷちに追い込まれたスコットに思いがけない話が舞い込む。それは体長わずか1.5センチになれる“スーツ”を着用し、特殊な能力を持つアントマンとなって、“仕事”をやり遂げることだった。

 アメコミのスーパーヒーローに“苦悩”はつきものだが、スコットの思いはただ一つ、娘のために人生をやり直すこと。そんな等身大で、“最小”になるヒーローを演じるポールについて、製作陣は「スコット役に必要な親しみやすさがあり、人間ドラマを演じられ、同時にユーモアをかもし出せる俳優」と絶賛している。

 本人は「スコット役に僕を選んでくれたことを光栄に思います。僕がマーベルヒーロー映画の主人公を演じるなんて、誰が想像しただろう。意外性のあるキャスティングだったんじゃないかな」と至って謙虚。「スコットのヒーローとしての活躍よりも、ちょっとダメな父親としての葛藤や悩みを大切にした作品。欠点もあるけれど、娘のことを心から愛している父親の姿に共感し、感情移入してもらえたら、大成功です」と話した。

 ポールのことを、テレビシリーズ『フレンズ』(2002〜04年)のマイク・ハニガン役や、映画『40歳の童貞男』(05年)、『ナイト ミュージアム』(06年)などのコメディー作品で知っていた人もいるだろう。9月半ばに初来日した際は、空港の到着ゲートに出迎えのファン(ほぼ女性で100人あまり)が集まり、ポールはもちろん、ディズニー関係者も“予想外”で驚いたとか。

 「素敵なサプライズに感激しました。日本の皆さん本当にありがとう。僕のファンだと言ってくれる方々にお会いできてすごくうれしかったし、謙虚な気持ちにもなりました」といいながら赤面し、「僕のファン…。うわぁ、恥ずかしい」と顔を手で覆って照れまくったポール。ハリウッド俳優らしからぬその姿に、インタビュアーや通訳、関係者も皆、大爆笑。純朴な人柄が感じられ、親近感がわくポールは、まさにアントマンにはまり役。マーベルヒーローの一員として、今後の活躍も大いに期待される。

関連写真

  • マーベルヒーロー映画『アントマン』主人公・スコット役を演じるポール・ラッド。手に持っているのは実寸のアントマンフィギュア (C)ORICON NewS inc.
  • 初来日したポール・ラッド (C)ORICON NewS inc.
  • 9月14日午後9時過ぎ、空港の到着ロビーでファンの歓迎を受けるポール・ラッド
  • マーベルヒーロー映画『アントマン』主人公・スコット役を演じるポール・ラッドが初来日。空港の到着ロビーでファンに出迎えられ感謝感激
  • マーベルヒーロー映画『アントマン』9月15日、都内で実施されたジャパンプレミアの模様(左から)溝端淳平(ファルコン役役)、ペイトン・リード監督、内田有紀(ホープ役)、ポール・ラッド、ブラックマヨネーズ・小杉竜一(ルイス役)
  • マーベルヒーロー映画『アントマン』9月15日、都内で実施されたジャパンプレミアの模様(左から)溝端淳平(ファルコン役役)、ペイトン・リード監督、内田有紀(ホープ役)、ポール・ラッド、ブラックマヨネーズ・小杉竜一(ルイス役)
  • 映画『アントマン』日本版ポスター(C)Marvel 2015

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