『ゴッドファーザー PART II』(1974年)や『タクシードライバー』(76年)、『アンタッチャブル』(87年)など、数々のマフィア、ギャング、アンチヒーローを演じてきた米俳優ロバート・デ・ニーロ(72)が、齢70歳を過ぎてイメージチェンジ? 米女優アン・ハサウェイ主演の映画『マイ・インターン』(10月10日公開)の予告編などで見せる“理想のシニア”っぷりが注目されている。
同作で上品なスーツを着て柔和にほほ笑む男性と『リベンジ・マッチ』(2013年)でシルベスター・スタローンと殴り合いをしているボクサーが同一人物なんて…。デ・ニーロといえば、『ゴッドファーザー』でマフィアを演じるためにシチリアに移り住み、『タクシードライバー』の撮影前にはタクシーの運転手として働き、『アンタッチャブル』でアル・カポネを演じるために頭髪を抜き…、“デ・ニーロ・アプローチ”と称される徹底した役づくりで知られる。
『マイ・インターン』は、ニューヨークでファッションサイトを運営する女社長・ジュールス(アン)と、アシスタントとして雇われたシニア・インターンのベン(デ・ニーロ)、40歳以上も年の離れた二人が、試練を乗り越えながら次第に心を通わせ、予期せぬ人生を切り開いていく物語。ベンは常に慎ましやかで、ジュールスが悩んでいれば優しい言葉でアドバイスし、彼女の成長を見守り、導いていく“理想のシニア”を体現している。
ベンについてデ・ニーロは「自分と似ている部分もあったから、自分の中にあるものを引き出して演じられてとても共感できた。ベンは相当古風な男なんだ。僕も新聞は紙で読みたいし、いくらテクノロジーが進化したって、メールじゃなくて顔を合わせて直接話をしたいと思う。僕と同世代の人はみんな共感してくれるんじゃないかな」と、特別な役作りは必要なかったよう。「ベンはとても愛すべきキャラクターで、そういう人物は演じていても楽しかった。でも、もし続編をやるなら誰かをやっつける役がいいね」と冗談まじりに語っている。
ナンシー・マイヤーズ監督はデ・ニーロについて「みんなロバート・デ・ニーロをタフガイだと思っているでしょう。彼が出ている『ミート・ザ・ペアレンツ』(00年)や『アナライズ・ミー』(99年)などコメディー映画でさえ、彼はちょっと怖いもの。今まで作り上げてきた彼のマフィア的な要素を、役の中にも生かしているからだと思う。でもこの映画の中ではそんな要素を一切感じさせない。終始ニコニコしているから、彼の俳優人生50年分の笑顔の数を全部足したとしても、この映画の笑顔の数には及ばないわね(笑)」と話している。
同作で上品なスーツを着て柔和にほほ笑む男性と『リベンジ・マッチ』(2013年)でシルベスター・スタローンと殴り合いをしているボクサーが同一人物なんて…。デ・ニーロといえば、『ゴッドファーザー』でマフィアを演じるためにシチリアに移り住み、『タクシードライバー』の撮影前にはタクシーの運転手として働き、『アンタッチャブル』でアル・カポネを演じるために頭髪を抜き…、“デ・ニーロ・アプローチ”と称される徹底した役づくりで知られる。
『マイ・インターン』は、ニューヨークでファッションサイトを運営する女社長・ジュールス(アン)と、アシスタントとして雇われたシニア・インターンのベン(デ・ニーロ)、40歳以上も年の離れた二人が、試練を乗り越えながら次第に心を通わせ、予期せぬ人生を切り開いていく物語。ベンは常に慎ましやかで、ジュールスが悩んでいれば優しい言葉でアドバイスし、彼女の成長を見守り、導いていく“理想のシニア”を体現している。
ベンについてデ・ニーロは「自分と似ている部分もあったから、自分の中にあるものを引き出して演じられてとても共感できた。ベンは相当古風な男なんだ。僕も新聞は紙で読みたいし、いくらテクノロジーが進化したって、メールじゃなくて顔を合わせて直接話をしたいと思う。僕と同世代の人はみんな共感してくれるんじゃないかな」と、特別な役作りは必要なかったよう。「ベンはとても愛すべきキャラクターで、そういう人物は演じていても楽しかった。でも、もし続編をやるなら誰かをやっつける役がいいね」と冗談まじりに語っている。
ナンシー・マイヤーズ監督はデ・ニーロについて「みんなロバート・デ・ニーロをタフガイだと思っているでしょう。彼が出ている『ミート・ザ・ペアレンツ』(00年)や『アナライズ・ミー』(99年)などコメディー映画でさえ、彼はちょっと怖いもの。今まで作り上げてきた彼のマフィア的な要素を、役の中にも生かしているからだと思う。でもこの映画の中ではそんな要素を一切感じさせない。終始ニコニコしているから、彼の俳優人生50年分の笑顔の数を全部足したとしても、この映画の笑顔の数には及ばないわね(笑)」と話している。
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2015/09/18