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細田守監督『バケモノの子』動員300万人、興収38億円突破

 7月11日より公開中の『バケモノの子』が、公開から30日が経った8月9日に観客動員数が300万人を突破し、累計興行収入は38億円を超えたことがわかった。『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(09年)、『おおかみこどもの雨と雪』(12年)を手がけたアニメーション作家・細田守監督(47)の3年ぶりの新作。

動員300万人突破のヒット。細田守監督作品『バケモノの子』(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

動員300万人突破のヒット。細田守監督作品『バケモノの子』(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

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 バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街(じゅうてんがい)」とリアルな渋谷を舞台に繰り広げられる冒険活劇。痛快なアクションはもちろん、親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などのドラマも盛り込み、幅広い層にアピールした。

 同作は、スペインで開催される『第63回サン・セバスチャン国際映画祭』(9月18日〜26日)のコンペティション部門への出品が決定。ベルリン国際映画祭やカンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭などと肩を並べる歴史と規模を誇り、日本映画では、2013年度に是枝裕和監督の『そして父になる』が観客賞を受賞している。同映画祭のコンペティション部門にアニメが選出されるのは今回が初となる。

 海外配給にも勢いがつく。仏では来年1月13日より、前作『おおかみこどもの雨と雪』の公開規模の4倍となる200スクリーン以上での公開が決定しているほか、米国、英国、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、北欧、中東、南米、韓国、台湾、タイなど37の国と地域に配給予定。それぞれの国において前作を上回る規模での公開となり、全体のスクリーン数は2倍以上になる見込み。

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