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『バットマン』の世界観に通じるドラマ『GOTHAM/ゴッサム』

 CG技術の進化で、いままでは映画でしか実現できなかったフィクションの世界や、スーパーヒーローの華麗なアクションが、テレビドラマでも取り組みやすくなり、チャレンジングな作風のドラマが次々と生まれ、活気づく米国テレビ業界。満を持して製作されたのが、アメリカンコミックの一大勢力「DC コミックス」を代表するタイトル『バットマン』の世界観に通じるオリジナル作品『GOTHAM/ゴッサム』(全22話)だ。

 『バットマン』といえば、クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』3部作の世界的大ヒットで知られるが、その舞台となった犯罪と暴力が支配する架空の街「ゴッサム・シティ」が、まさにこのドラマの舞台になっている。ゴッサム市警のジェームズ・ゴードン(ベン・マッケンジー)がまだ新人の熱血刑事だったころの活躍を描いたクライム・アクションだ。

 幼きブルース・ウェインとゴードンの出会いと交流を軸に、さらにDCコミックスでおなじみの個性豊かな悪役たちの誕生談も描かれるとあって、米国では放送前から話題となり、放送が始まると人気はさらに高まり、ファースト・シーズン放送中にセカンド・シーズンの製作が発表される異例の過熱ぶりをみせた。

■主役は生身のリアルヒーロー、ゴードン刑事

 主演のベン・マッケンジーは、西海岸のセレブ生活の裏側をセンセーショナルに描いた『The OC』のライアン役でブレイク。6月に『GOTHAM/ゴッサム』のプロモーションで来日した際、「『The OC』のファンが『GOTHAM/ゴッサム』をどう捉えるかわからないけれど、僕が出ているってことで観てみようかな、と思ってもらえたらうれしい。今回、全く違ったキャラクターを演じています。そこに魅力を感じてくださって、面白いと思って見続けてもらえたらうれしい」と話していた。

 『GOTHAM/ゴッサム』は、正義感に燃え、仕事に取り組むゴードン刑事がゴッサム警察署に配属後、子どもの目の前で両親を射殺するという凶悪な強盗殺人事件に遭遇。残された少年の名はブルース・ウェイン。ゴードンは少年に必ず犯人をつかまえると約束する。しかし、街の巨悪は警察とは癒着しており、真の正義と平和は望むべくもない。それでもゴードンは己の信条を貫くべく、孤独な戦いに身を投じて行く…というのが導入部である。

 ベンは「誰もがちょっと悪ぶってみたくなったり、経験できないからこそ、悪の世界はどうなっているのか妄想が際限なく膨らんでしまったりするでしょう。このドラマには『バットマン』シリーズのそうそうたる悪役たちが出てきます。ブルースやゴードンという希望も描きつつ、悪の世界ものぞき見ることができる。そこが、この作品の魅力なんじゃないかな」と話す。

 同ドラマには、10代のキャットこと、セリーナ・カイル、ペンギンこと、オズワルド・コブルポット、エドワード・ニグマなど、「誕生以前」の最凶キャラクターたちが続々と登場する。彼女、彼たちはいかにして街を脅かすヴィラン(悪役)となっていったのかが、シリーズの見どころの一つでもあるが、あくまでも主役は生身のリアルヒーロー、ゴードン刑事だ。

 「ゴードンはスーパーヒ−ローではない。リアルなヒーロー。ゴッサム・シティでいかに正義を守っていくか。そのために、処世術を学ばなければいけないし、時に取引をすることもあるだろう。フレキシブルに応じる必要もあるし、いざという時は強固な意思を貫かなければならない。そういったものをゴードン自身も学んで、ブルースにも伝えていきます。何かを身につけて空を飛ぶとか、壁を通してものを見るとか、超人的なパワーをもっていない生身のヒーローが成長していく様子を、この『GOTHAM/ゴッサム』シリーズでは描いています」。

⇒【後半】『ダークナイト』『バットマン』につながる「親近感」

関連写真

  • 6月に『GOTHAM/ゴッサム』のプロモーションで来日したベン・マッケンジー(左)とショーン・パートウィー(右) (C)ORICON NewS inc.
  • 『GOTHAM/ゴッサム』(全22話)7月22日よりりDVD/デジタルレンタルスタート(C)2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
  • 熱血新人刑事時代のジェームズ・ゴードン(ベン・マッケンジー)(C)2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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