俳優の唐沢寿明が10日、都内で行われたTBS系日曜劇場『ナポレオンの村』特別完成披露試写会に出席した。限界集落に赴任してきたスーパー公務員による村の再生を描いた物語にちなみ、この日は石破茂・地方創生担当大臣が特別ゲストとして登場。ドラマを徹夜で観たという石破氏は「最初の回はいろんな人が登場してかっこいい人はかっこよく、嫌な人は嫌な感じでうまく演じられている。最初はイントロダクションなのでこの先どうなるんだと思う仕上がりでした」と太鼓判を押した。

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　同ドラマは高野誠鮮氏の著書『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか？』が原案。本を「今年読んだ本で一番おもしろい」と力説した石破氏は「『あ、そうだね』と思う話がいっぱいある。大臣がいうと『偉そうに』といわれてしまうこともドラマでやってもらうことで『そうだよね』と思ってもらえるといいな」と期待を寄せていた。

　会見では百戦錬磨の公務員・浅井栄治を演じる唐沢と浅井の推進するプロジェクトを邪魔しようとする星川市役所農林商工課課長・山田大地役のムロツヨシとのかけあいが連発。唐沢が「ムロくんが変な芝居ばかりする。俺のことが嫌いな設定なんですが僕が話しかけると必ず目を隠す。俺も好きなので笑いませんがでもちょっとやりすぎ」と苦言を呈すれば、ムロは「最後に一言いらなかった」とガックリ。

　さらに、撮影中、共演の麻生久美子に唐沢が日傘付きの椅子をプレゼントしたというエピソードに「そういうのないかなってインターネットで見てて…」と唐沢が振り返ると、すぐさまムロが「唐沢さんってインターネットで買い物するの!?」と反応。唐沢は「俺と君とのトークショーじゃないんだから…」と呆れ、笑いを誘っていた。

　このほか、山本耕史、沢村一樹も登壇。19日より初回25分拡大でスタートする。