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女優・井上真央が主演するNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)で、このほど第22回「妻と奇兵隊」(5月31日放送)のハイライト、「女台場」(おなごだいば)の築造シーンの撮影が行われた。井上は「なぜ吉田松陰や高杉晋作ではなく、女性の文(ふみ)を主人公にしたのか、その意味がここから出てくるのかな」と、中盤からの巻き返しに意欲を見せた。 「女台場」とは、山口・萩に現在も残る市指定史跡「菊ヶ浜土塁」の通称。久坂玄瑞ら長州藩が攘夷決行として関門海峡を通過する外国船を砲撃したところ、却って反撃を受け、戦艦をはじめ下関の住民たちも大損害を被った。それを知った萩の人々は「自らの手で城下を守ろう」と、身分や貧富を問わず、今でいうボランティアで、外国船からの襲撃に備えるための台場(土塁)を築いた。当時、滅多に外に出ることのなかった武士の妻や奥女中までもが参加し、特に女性たちが活躍したことから、「女台場」と呼ばれるようになったという。

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  • 大河ドラマ『花燃ゆ』第22回「妻と奇兵隊」(5月31日放送)の「女台場」の築造シーン(C)NHK
  • 4月19日放送『花燃ゆ』第16回「最後の食卓」より。野山獄に捕えられ、絶望と孤独の淵にいる兄・吉田松陰(伊勢谷友介)に、江戸幕府からの召喚状が届く。江戸で詮議にかけられ、死罪となるかもしれない危機に、文はがく然とする(C)NHK
  • 4月19日放送『花燃ゆ』第16回「最後の食卓」より。ただ死を待つだけのように見える松陰だったが、実は胸にある覚悟を秘めていた…(C)NHK
  • 4月19日放送『花燃ゆ』第16回「最後の食卓」より。松陰が江戸に発つ前の最後の夜、文は松陰に意外なことを告げる (C)NHK

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