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松本清張の時代小説をドラマ化 BSジャパンで放送

 BSジャパンできょう7日より『松本清張ミステリー時代劇』(毎月第1・第2火曜 後9:00〜9:54)がスタートする。日本を代表するミステリー作家の一人、松本清張は、推理小説の分野だけでなく優れた歴史・時代小説も残しており、今回、時代小説の連作短編集『無宿人別帳』『彩色江戸切絵図』『紅刷り江戸噂』から12作品を厳選し、1話完結で映像化。俳優の佐々木蔵之介が水先案内人としてレギュラー出演し、番組の見どころを解説する。

俳優生活25年で時代劇初主演を務める武田真治。『松本清張ミステリー時代劇』第1話「流人騒ぎ」4月7日放送(C)BSジャパン

俳優生活25年で時代劇初主演を務める武田真治。『松本清張ミステリー時代劇』第1話「流人騒ぎ」4月7日放送(C)BSジャパン

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 佐々木は「何本か台本を読んでいくうちに、すごく面白くて興奮しました。ストーリーが予定調和にまとまっていない感じ。落ちも余韻で終わらず、カットアウトの感じが心地よかったです。登場人物もどれも個性的で、演じる役者の方々も芝居のやりがいがあるだろうなと思いました。時代劇だからこそできる“闇”の描き方など、必見のドラマになると思います」と視聴を促す。

 7日放送の第1話「流人騒ぎ」は、俳優生活25周年を迎える武田真治が時代劇に初主演。役人の不手際によって長きにわたり八丈島にいる無宿人・忠五郎(武田)が、誘いに乗って流人仲間である坊主の覚明(渡辺いっけい)とともに島抜けを試みる。島の女・くす(福田沙紀)との切ない恋を交えた脱出サスペンス。

 武田は「役所の不手際で島流しに遭ったまま江戸に戻れないという不条理。流れ着いた島で、そこを故郷として暮らす島の娘・くすを募っていく思い。さらに、島からの脱出を企てた時の仲間の裏切りや人間の残酷さなど、この作品には現代にも通じる普遍的なテーマが凝縮されていると思います。忠五郎の苦悩・決断・行動を精いっぱい演じさせていただきます」とコメントしている。

 14日放送の第2話「七草粥」は女優の星野真里が主演。問屋の後妻・美しい千勢(星野)と美男の番頭・忠助(田中幸太朗)がねんごろになった頃、七草にトリカブトを混ぜて彼らの主人が殺害された。その後、二人は身代を手に入れようと、邪魔な者たちを消そうとするストーリー。

 いずれも、時代を超えた人間描写の深さや、次が読めない展開の面白さなど、「清張ミステリー」の醍醐味(だいごみ)満載となっている。なお、月の後半の火曜は『〜時代劇がもっと楽しくなる〜大江戸ゼミナール』を放送。

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  • 俳優生活25年で時代劇初主演を務める武田真治。『松本清張ミステリー時代劇』第1話「流人騒ぎ」4月7日放送(C)BSジャパン
  • 第1話「流人騒ぎ」場面カット(左から)大浦龍宇一、武田真治(C)BSジャパン
  • 水先案内人としてレギュラー出演する佐々木蔵之介(C)BSジャパン
  • 『松本清張ミステリー時代劇』第1話「流人騒ぎ」4月7日放送(C)BSジャパン
  • 『松本清張ミステリー時代劇』第1話「流人騒ぎ」4月7日放送(C)BSジャパン

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