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伊勢谷友介、改心して“ニッコニコ” 『花燃ゆ』撮了「ホッとした」

 俳優の伊勢谷友介が27日、東京・世田谷の松陰神社でNHK大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)のクランクアップ会見を行った。同ドラマで井上真央演じる主人公・文(ふみ)の兄で、明治維新の精神的指導者として知られる吉田松陰(寅次郎)役を演じた伊勢谷は、25日にすべての出演シーンを撮り終え「ホッとしています」と満面の笑み。「悪態ついていないで、気持ちよく仕事ができるよう、僕も頑張らないと」と今までの行いを反省し、心を改めることを誓った。

伊勢谷友介 (C)ORICON NewS inc.

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 伊勢谷に心境の変化をもたらしたのは、同ドラマで松陰が教える松下村塾の塾生を演じた共演者たち。伊勢谷のラストシーン(第17回)には自身の出番がないにもかかわらず、久坂玄瑞役の東出昌大、高杉晋作役の高良健吾をはじめ、佐藤隆太、大野拓朗らが見送りに駆けつけ、「涙が出るくらい感動しました」と感激した。

 それは伊勢谷が常々、口にしている「知行合一」の現れ。知識だけでは意味がない。行いが伴ってこそ、その知識は意味がある。「彼らの行動がすべてを物語ってくれている。僕にとってこれからの栄養になった。自分の感情に引っ張られて悪態ついていないで、なるべくいい気持ちで皆が仕事できるように僕も頑張らなきゃなぁと思わせてもらった。きょうもニッコニコですもん」と笑顔がこぼれた。

 クランクインは昨年8月。7ヶ月にわたって一つの作品、一つの役に関わったのは「初めてだった」と伊勢谷。「松陰先生は刀を抜いて人を斬ってのし上がっていった人じゃない。言葉を通して思考すること、哲学や意思を伝えた人。なので、せりふの量も多かったですし、大事に考えている分だけプレッシャーを感じて、台本と向き合う時間も長かったのでつらかった」と振り返り、「今まで演じた役でも自分の意思や哲学に近い方だったので、感慨深いです」と充実感をにじませた。

 この日、境内にある松陰の墓前にも手を合わせ、「これからの僕の人生をかけて、自分の志をきちんと貫いていくことを誓わせてもらいました」と区切りつけていた。

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  • 伊勢谷友介 (C)ORICON NewS inc.
  • 吉田松陰が祀られている松陰神社の前に立つ伊勢谷友介 (C)ORICON NewS inc.
  • 伊勢谷友介 (C)ORICON NewS inc.
  • 吉田松陰が祀られている松陰神社の前に立つ伊勢谷友介 (C)ORICON NewS inc.

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