日本文学振興会は20日、第152回芥川賞・直木賞(平成26年下半期)の候補作を発表した。受賞作を決める選考会は来年1月15日、東京・築地の「新喜楽」で行われる。
芥川賞候補は、第128回の『水死人の帰還』、第139回の『マイクロバス』、第148回の『獅子渡り鼻』に続く自身4度目のノミネートとなった小野正嗣氏の『九年前の祈り』▽京都大医学部在学中で、『肉骨茶』が第148回同賞候補、第44回新潮新人賞を受賞した高尾長良氏の『影媛』▽『母子寮前』が第144回候補となった小谷野敦氏の『ヌエのいた家』──など5作品。
直木賞候補には、2005年に『鴨川ホルモー』で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、自身5度目のノミネートとなる万城目学氏の『悟浄出立』▽『ふくわらい』が第148回直木賞候補、第1回河合隼雄物語賞を受賞した西加奈子氏の『サラバ!』▽2011年に時代小説『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞し、今回が初のノミネートとなった青山文平氏の『鬼はもとより』──など5作品が決まった。
贈呈式は2月中旬に都内で行われる。
両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。
前回(第151回)の芥川賞は柴崎友香氏の『春の庭』、直木賞は黒川博行氏の『破門』がそれぞれ受賞している。
候補作品は以下の通り(敬称略)。
■第152回芥川龍之介賞 候補作
上田岳弘『惑星』(新潮8月号)
小野正嗣『九年前の祈り』(群像9月号)
小谷野敦『ヌエのいた家』(文學界9月号)
高尾長良『影媛』(新潮12月号)
高橋弘希『指の骨』(新潮11月号)
■第152回直木三十五賞 候補作
青山文平『鬼はもとより』(徳間書店)
大島真寿美『あなたの本当の人生は』(文藝春秋)
木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋)
西加奈子『サラバ!』(小学館)
万城目学『悟浄出立』(新潮社)
芥川賞候補は、第128回の『水死人の帰還』、第139回の『マイクロバス』、第148回の『獅子渡り鼻』に続く自身4度目のノミネートとなった小野正嗣氏の『九年前の祈り』▽京都大医学部在学中で、『肉骨茶』が第148回同賞候補、第44回新潮新人賞を受賞した高尾長良氏の『影媛』▽『母子寮前』が第144回候補となった小谷野敦氏の『ヌエのいた家』──など5作品。
直木賞候補には、2005年に『鴨川ホルモー』で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、自身5度目のノミネートとなる万城目学氏の『悟浄出立』▽『ふくわらい』が第148回直木賞候補、第1回河合隼雄物語賞を受賞した西加奈子氏の『サラバ!』▽2011年に時代小説『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞し、今回が初のノミネートとなった青山文平氏の『鬼はもとより』──など5作品が決まった。
贈呈式は2月中旬に都内で行われる。
両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。
前回(第151回)の芥川賞は柴崎友香氏の『春の庭』、直木賞は黒川博行氏の『破門』がそれぞれ受賞している。
候補作品は以下の通り(敬称略)。
■第152回芥川龍之介賞 候補作
上田岳弘『惑星』(新潮8月号)
小野正嗣『九年前の祈り』(群像9月号)
小谷野敦『ヌエのいた家』(文學界9月号)
高尾長良『影媛』(新潮12月号)
高橋弘希『指の骨』(新潮11月号)
■第152回直木三十五賞 候補作
青山文平『鬼はもとより』(徳間書店)
大島真寿美『あなたの本当の人生は』(文藝春秋)
木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋)
西加奈子『サラバ!』(小学館)
万城目学『悟浄出立』(新潮社)
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2014/12/20