劇作家兼演出家でミュージシャンのケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)が、7年ぶりに再始動させるプロデュース・ユニット「KERA・MAP」で太宰治の未完の遺作『グッドバイ』を舞台化することが11月30日、わかった。来年9月より上演予定。 小説『グッド・バイ』は、太宰が新聞連載を予定し十三回分まで書いた時点で、自身が玉川上水での入水自殺を遂げ、絶筆となった作品。『人間失格』や『斜陽』などの退廃的な作風とは異なり、軽やかでシニカル、ユーモラスな会話描写が物語の展開を期待させながら、ストーリーの冒頭で絶筆された。永遠の未完となったこの作品を、演劇界の鬼才KERAが脚本・演出を手がけ、どのように舞台化するか、大きな期待が集まる。
2014/12/01