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ディズニー、社内コンペから短編アニメ制作 『ベイマックス』と同時上映

 『アナと雪の女王』が大ヒットしたディズニー・アニメ映画の新作『ベイマックス』(12月20日公開)の本編と同時上映される短編アニメ『愛犬とごちそう』の特別映像が公開された。同作は、ディズニーで働く全社員から募った“短編アニメのアイデア”の中から生まれた作品。映像では、ご主人様の近くで幸せそうな表情を浮かべ、ジャンク・フードを貪るウィンストン(犬の名前)がなんとも愛らしい。

 同作で監督を務めたのは、パトリック・オズボーン氏。『ボルト』『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』などの長編作品や、短編『紙ひこうき』にアニメーターとして関わり、『ベイマックス』でもアニメーション・チーフを務めたアニメーターで、初監督作品となる。

 『愛犬とごちそう』は、一人の男性が飼う愛犬であり親友でもあるウィンストンの視点から描いた、共に分かち合う料理の一口一口を通して明かされる愛をテーマとした物語。ご主人様と一緒に食べるジャンク・フードが大好きなウィンストンは毎日楽しい日々を送っていた。しかし、ご主人様が恋に落ちてからというもの、楽しかった食事の時間は一変してしまう。

 社内コンペの最終候補まで残ったオズボーン監督は、同スタジオのすべてのクリエイティブを統括するジョン・ラセター氏へのプレゼンを経て、見事採用され、自身のストーリーテリングの能力とアイデアを実力でスタジオに認めさせた。

 オズボーン監督は「ビッグチャンスに興奮しましたが、同時にディズニーの名作短編アニメーションとその輝ける歴史に、ものすごいプレッシャーを感じました」と期待を受け止め、「最近(のディズニーのアニメ作品)は、人間が主人公の作品が続いていたので、スタッフの半数近くが四足歩行の動物をアニメートしたことがなかったんです。特に足の動きが非常に複雑なので、ビデオに撮り、何度も何度も繰り返して見て研究しました」と振り返る。

 自身も愛犬家で3匹の犬と育ったオズボーン監督は、本物の犬をスタジオに連れてきて、ほかのアニメーターたちと、犬の動きを細かくスケッチ。その表情や仕草はもちろん、アニメーターとしてウィンストンの足と体の動きには強いこだわりを持って描ききった。解禁された映像の後半では、ご主人様の異変を察知したウィンストンが凛々しい表情で街へ駆け出すシーンも見られ、ドラマチックな仕上がりを期待させる。

 犬を飼っているラセター氏も「素晴らしいよ!おめでとう!」と大絶賛。前回のアカデミー賞では『紙ひこうき』(2012年公開の『シュガー・ラッシュ』と同時上映)が短編アニメーション賞を受賞したが、オズボーン監督は「期待は一切していません。僕はたくさんの人々に楽しんで観てもらえれば十分満足ですよ。それが、何よりの“ご褒美”です」と謙虚に答え、「もし一生短編だけ撮って暮らしていけるなら迷わずその道を選びます(笑)」と手応えを語っていた。

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