家族でこたつを囲み、団らんを楽しみながらテーブルに盛られたみかんに手を伸ばす――。“冬の家庭の光景”と聞いて、多くの人が思い浮かべるはずのシチュエーションだが、それはひと昔前の話。生活の洋式化や輸入の自由化など、時代の流れとともに、揃って生産量が低下しているという。古き良き日本の風景は、このまま消えていってしまうのか? これからが最盛期となる「みかん」だが、日本園芸農業協同組合連合会の松本務さんによると、1975年(昭和50年)頃に360万トンあった日本のみかん生産量は、ここ数年は約90万トンとなり、1/4にまで減少しているという。「若者の果物離れ、輸入の自由化で安いジュースが入ってくるようになったりと、いろいろな要因で消費が落ち込んでいます」(松本さん)。
2014/11/30