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男性器を切り取る母と快楽を与える女の一人二役を怪演したイ・ウヌとは

 前作『嘆きのピエタ』がヴェネチア国際映画祭にて金獅子賞を受賞した鬼才キム・ギドク監督の最新作『メビウス』(12月6日公開)。同作で、息子の男性器を切り取る母と、切り取られた息子に快楽を与える女の一人二役を演じているのが、韓国の演技派女優イ・ウヌ。映画史上最も壮絶なヒューマンドラマといわれる同作に体当りで臨んでいた。

キム・ギドク最新作『メビウス』で、息子の男性器を切り取る母と、切り取られた息子に快楽を与える女の一人二役を演じたイ・ウヌ

キム・ギドク最新作『メビウス』で、息子の男性器を切り取る母と、切り取られた息子に快楽を与える女の一人二役を演じたイ・ウヌ

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 その過激な性描写から本国韓国でも上映制限がされた超問題作(日本での上映もR18+指定)で、特異なふたつの役柄を狂気と妖艶さを巧みに操って演じきり、圧倒的な存在感を放ったイ・ウヌ。今年34歳になる彼女のスクリーンデビューはわずか5年前だが、その演技力が認められ、すでに12本の映画に出演。徹底した役作りでも知られている。

 あまりに過激な役の同作のオファーに対して、周囲は出演を止めたというが、ギドク監督の脚本に惚れ込んだイ・ウヌは出演を熱望。ギドク監督との初タッグを二役を演じることで実現した。ギドク監督は「この映画にとって素晴らしい効果を生み出したと思います」と絶賛している。

 また、イ・ウヌは、染谷将太&前田敦子が出演し廣木隆一監督がメガホンをとる『さよなら歌舞伎町』(1月24日公開)にも出演している。韓国から出稼ぎに来ているホテヘル嬢でありながら、常に純真無垢な印象を与える役を熱演。廣木監督もその演技を評価しているという。この先の日韓での活動に期待がかかる。

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