お笑いコンビ・まえだまえだの兄として幼少期から活動している前田航基（15）が12日、都内で行われた映画『ソロモンの偽証』製作報告会見に出席。身長も大きく伸びて成長した姿を披露し、「自分の中でパターンを作らないよう毎回新鮮にするようにって監督がおっしゃっていて、頭の中を真っ白にしてやりました」と“役者”として演技のこだわりを話した。

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　宮部みゆき氏（53）のベストセラーを実写化した同作は、ある中学校で起きた不可解な生徒死亡事件と、その真相を暴こうする女子生徒が開く学校内裁判の行方を追い掛けるミステリー。役名でスクリーンデビューを飾る主人公・藤野涼子（14）をはじめ、中学生キャスト33人は1万人にもおよぶ候補者の中からオーディションで選ばれた。

　死体の第一発見者・野田健一を演じる前田は「原作の野田はもっとスラっとしてかっこよくて、自分で言うのも何ですが僕とは逆なので、（選ばれたのは）なんでやろうって。かっこよさじゃなくて自分なりの野田健一を頑張らないとって思いました」と撮影を振り返っていた。

　そのほか、板垣瑞生（14）、E-girlsの石井杏奈（16）、清水尋也（16）、富田望生（14）、前田航基（15）、望月歩（14）、佐々木蔵之介（46）、夏川結衣（46）、永作博美（44）、黒木華（24）、尾野真千子（33）、宮部氏、成島出監督（53）が出席した。

　映画『ソロモンの偽証＜前篇・事件＞』は2015年3月7日、『ソロモンの偽証＜後篇・裁判＞』は2015年4月11日より公開。