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ク・ヘソン、アニメと岩井俊二監督が好き

 日本でも韓国版『花より男子』のヒロイン役でおなじみ。女優だけでなく映画監督、アーティストとしても活躍し、幅広い創作活動を行うク・ヘソンが、長編3作目となる監督作『Daughter』では、初めて自らの作品での主演にも挑戦。そんな彼女の女優という枠に留まらない活動の原動力を探っていくと、“アニメ好き”“岩井俊二監督”など興味深いキーワードが浮かび上がった。

主演&監督最新作『Daughter』が11月6日より韓国公開されるク・ヘソン

主演&監督最新作『Daughter』が11月6日より韓国公開されるク・ヘソン

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――女優業のほかにも、監督業、アーティストとしての活動、作詞作曲など幅広い創作活動をされていますね。
【ヘソン】 子どものころから絵を描いたりしていて、表現をすることが好きだったんです。女優としての活動を始めてからも、時間があるときには自分の内面に向き合って、いろいろなことをやってみようと思って、創作活動を始めました。自分が思っていることや、感じたこと、抱いた感情などを表現しています。

――映画監督を始めたきっかけは?
【ヘソン】 絵を描いていたら、その絵が動いてくれたらっていう気持ちが出てきたんです(笑)。アニメは大好き。スタジオジブリのお気に入りの作品がたくさんあります。

――これまでに監督をされた作品をすべて実写映画ですね。
【ヘソン】 これまでの作品のなかには、少しアニメーションも入れている作品もあります。今、学校に通いながらアニメ制作の勉強をしているんです。これからも映画を作り続けて、機会があればアニメ作品も撮りたいと思っています。

――『Daughter』では、光の使い方が印象的でした。
【ヘソン】 作品をご覧になっていただき、気づかれた方もいらっしゃるようですが、岩井俊二監督の作品が好きで、光の使い方に影響を受けています。今回の映画のなかでの光は、物語のある残酷性を強調するために使っていますが、光がキレイに差し込む景色のカットは好きです。あと、ファンタジーも好きで、ティム・バートン監督の影響も受けているかもしれません。

――今作では監督と主演に初挑戦しています。
【ヘソン】 自分が監督として撮る映画に女優として参加したのは初めてでした。女優としての自分を監督として客観的に観ることができる、いい機会になりました。ただ、完成した作品を観て、自分の演技が気に入らなかったです(笑)。本当は、自分の作品には出演したくないんですが、今回は制作費の関係で……(笑)。でも、監督としての自分がク・ヘソンという女優の演技に対してどう思うか、女優としての自分が監督としてのク・ヘソンの撮影をどう思うか、いろいろ考えたこと、気づいたことがありました。

――『Daughter』は家族の重い話ですが、テーマはどういうところから生まれたんですか?
【ヘソン】 ちょうどいま同じ年頃の友人が多く結婚していて、子どもを産んだりしています。家族から独立したいと思っていた友人たちが、自分の家族を持ちたいという気持ちに変わっていって、自分の子どもを守っていく。そういう人生の変わり方をみて、今回のテーマを思いつきました。

――プライベートでもそういう重い話の映画が好き?
【ヘソン】 いえ、ロマンチックなコメディとかが好きで、よく観ています(笑)。

――次の作品のテーマはもう考えているのですか?
【ヘソン】 すっごい暗い映画になるか、ロマンチックなラブコメになるか……まだわかりません(笑)。

――映画のテーマはどういうときに浮かんでくる?
【ヘソン】 恋愛しているときとか(笑)。私が作る恋愛の話は、自分の経験に基づくものになりますね、きっと。今回の家族の話もそうですが、身の回りにいろいろ考えなくてはならないことがあり、そういうところからテーマが生まれます。そのなかには当然、自分の考えも入ってきます。

――女優としてこれからやりたいことは?
【ヘソン】 30歳を過ぎたので、大人の女性を演じる女優になりたいと思いっています(笑)。『花より男子』でのワイルドでオトコっぽい役のイメージが強いようなので。母親役もやりたいですし、今そういう役の準備をしています。
※『Daughter』は11月6日より韓国公開

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