アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』などの作品で知られる庵野秀明氏が24日、東京・TOHOシネマズ日本橋でトークショーを行った。23日に開幕した『第27回東京国際映画祭』(31日まで)のメインイベントの一つとして実施される、庵野氏のクリエイターとしての半生を振り返る特集上映『庵野秀明の世界』の初日。「アマチュア・庵野秀明」と題し、浪人・大学時代の自主制作フィルムの数々が大スクリーンで上映され、「大画面で観るチャンスはなかなかないので、一番後ろの席でこっそり観ていたんですが、これ、恥ずかしいです。帰りたくなった」と照れ隠しに頭をかいた。
庵野氏は、高校時代に美術部に在籍し、自費で8ミリカメラと映写機を購入。子どもの頃から好きだったテレビ番組の“ごっこ”遊びを短編作品として次々と撮影し、映像の面白さに目覚めていったという。この日は、浪人時代に庵野氏が監督・作画したペーパーアニメ作品や、自作のカラータイマーだけを着けた記号的なウルトラマンを庵野氏自ら演じた短編実写作品『ウルトラマン』(1980年)など、後の才能の萌芽が確認できる作品が上映された。
改めてアマチュア時代の作品について「何も変わっていないんだけど、繰り返し作っていると良くなっていくんだというのがきょうわかりました。技術的には上がってます。自分でもうまくなってると思いました。繰り返しは大事です」と振り返り、『エヴァンゲリオン』を“繰り返し”作っていることを「まさかテレビで最終回をやった後、もう一回やるとは。リピートは大事ですよ。肯定しないとやっていけない」と自虐的に語って笑いを誘った。
作品が作られた当時の状況などを語りながら、「一人でやっている時と仲間と一緒に作るようになってからの作品は、格段に面白さが違っている。僕はいろんな人と仕事したほうが面白いものが作れるんだなと、改めて実感できてよかった」と話していた。
トークショーは、アニメ・特撮研究家で庵野氏とも親交が深い氷川竜介氏の進行のもとで行われた。同映画館では31日まで庵野氏がかかわった約50作品が上映される。
庵野氏は、高校時代に美術部に在籍し、自費で8ミリカメラと映写機を購入。子どもの頃から好きだったテレビ番組の“ごっこ”遊びを短編作品として次々と撮影し、映像の面白さに目覚めていったという。この日は、浪人時代に庵野氏が監督・作画したペーパーアニメ作品や、自作のカラータイマーだけを着けた記号的なウルトラマンを庵野氏自ら演じた短編実写作品『ウルトラマン』(1980年)など、後の才能の萌芽が確認できる作品が上映された。
改めてアマチュア時代の作品について「何も変わっていないんだけど、繰り返し作っていると良くなっていくんだというのがきょうわかりました。技術的には上がってます。自分でもうまくなってると思いました。繰り返しは大事です」と振り返り、『エヴァンゲリオン』を“繰り返し”作っていることを「まさかテレビで最終回をやった後、もう一回やるとは。リピートは大事ですよ。肯定しないとやっていけない」と自虐的に語って笑いを誘った。
作品が作られた当時の状況などを語りながら、「一人でやっている時と仲間と一緒に作るようになってからの作品は、格段に面白さが違っている。僕はいろんな人と仕事したほうが面白いものが作れるんだなと、改めて実感できてよかった」と話していた。
トークショーは、アニメ・特撮研究家で庵野氏とも親交が深い氷川竜介氏の進行のもとで行われた。同映画館では31日まで庵野氏がかかわった約50作品が上映される。

2014/10/24