6人組アイドルグループ・でんぱ組.incが4日、東京・銀座の東映本社屋上で復活会見を開き、今年6月に栃木県宇都宮市内での撮影中、一酸化炭素中毒事故で中断していた主演映画『白魔女学園2』（2015年6月13日公開）の撮影を再開させると発表した。クランクイン前にもお祓いを行っていたが、これ以上の災難に見舞われないようこの日は再度お祓いを行った。

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　6月の事故は洞窟内で撮影中、照明用の発電機を動かしすぎたことが原因だといい、最上もがを除くメンバー5人とスタッフ5名が体調不良を訴え、救急車で病院に搬送された。リーダーの相沢梨紗は「皆さんにすごくご心配をお掛けしたので、そのぶん楽しみにしてくれている方のために素晴らしい映画を完成させて喜んでいただけたら」と呼びかけた。

　この日、メンバーは劇中衣装で登場。事故当時を振り返った相沢は「意識はあったまま病院にいって、その後検査をさせていただいて元気ということで、今ここにいます」と万全をアピール。洞窟内にいたものの、唯一、別の待機場所にいたことで事故を免れた最上は「その時はびっくりしました。退院のお知らせも聞いたし、スタッフさんもついてくださって逐一報告があったので、安心して見守ってました」と話した。

　関係者によると公開中止はまったく視野に入れず「症状が軽かったことと、メンバーの『続けたい』という意志が強かった」ことにより今回の再開に至ったという。ただし洞窟内では撮影を行わず、セットなどで代替する。

　同作は2013年に公開された前作に続く第2弾。平成『仮面ライダー』シリーズ、スーパー戦隊シリーズを手がけたテレビ朝日と東映が制作する『特撮ヒロインムービー』。『白魔女学園』を舞台に、傷ついた少女たちによる葛藤とバトルを描く。撮影はあすより再開し、15日にクランクアップ予定。