若者層を中心に人気を呼んだフジテレビ系『テラスハウス』（29日放送で終了）の後枠で、10月13日よりスタートする新番組『マネースクープ』（毎週月曜　後23：00）。21日に同局スタジオで特番と初回収録があり、司会のキャイ〜ン・天野ひろゆき、元NHKアナウンサー・堀潤らが会見した。

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　今夏に午後10時台で放送された第1弾が好評だったことから早くもレギュラーに昇格。お金にまつわる“聞けば得する”話題を、ベテラン俳優らが取材して「マネースクープ」としてプレゼンしていく。

　芸能界屈指の財テク芸人として知られる天野とタッグを組む堀は、これが民放キー局初司会。「今、テレビを見る気力がない、テレビ離れとか言われますが、一番テレビが面白かったことを知っている世代の方々がまさにもう1回面白い番組をつくろうとしている」と力を込めた。

　その“世代”であるマネースクーパーには、1980年代から90年代にかけて同局を中心に一大ムーブメントとなった“トレンディ俳優”を多数起用。女優の有森也実、千堂あきほ、田中美奈子、男性陣には元光GENJIの大沢樹生、俳優の野村宏伸、宮川一朗太をそろえ、芸人の飯尾和樹（ずん）、音楽プロデューサーのm.c.A・Tも独自の味を出していく。

　若い世代に大きな反響を得た『テラハ』とは対照的に出演陣が二回りほど上の世代にシフトしたが、堀は「最初の特番の時も若い方が見てくれて、高視聴率の下支えになったと聞いた」と自信をのぞかせる。「バブルを知らない世代の皆さんが、バブルど真ん中世代の皆さんを見て珍しい動物を見るように興味を持っていただければ」といい「これだけの皆さんを集められる番組は他にない。新機軸だと思う」と胸を張った。

　それでも“テラハ”の後枠にプレッシャーがかかる天野は「皆さんの距離を縮められたら、このメンバーでテラスハウスをします！」と提案。司会の山中章子アナウンサーも「熟年テラスハウス！」とノリノリで、宮川も「最初からお墓どこにする…とか」と笑わせるなど早くも和気あいあいとした雰囲気で盛り上がっていた。

　若者層から一気にアラフォーへとシフトする月曜23時枠は、再び旋風を巻き起こせるか――。初回放送を前に、テラハ最終回の翌30日に2時間スペシャルが放送される。