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鈴木京香、“家出主婦”役 桐野夏生原作『だから荒野』ドラマ化

 女優の鈴木京香(46)主演で、人気作家・桐野夏生氏の『だから荒野』がドラマ化され、来年1月よりNHK・BSプレミアム(日曜 後10:00、全8回)で放送される。46歳の誕生日、身勝手な夫や息子たちと決別し、家を出た主婦が1200キロの旅の末、長崎にたどり着き、再生への道を模索し始める物語。鈴木は「同世代の女性達の代弁者となれるように、丁寧に演じたい」と意気込みを語る。

桐野夏生氏の小説『だから荒野』を鈴木京香主演でドラマ化。来年1月よりNHK・BSプレミアムで放送

桐野夏生氏の小説『だから荒野』を鈴木京香主演でドラマ化。来年1月よりNHK・BSプレミアムで放送

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 後に映画化もされたヒットドラマ『セカンドバージン』(2010年10〜12月放送)以来のNHK主演ドラマ。年下男性と恋に落ちるキャリア女性を演じた前作とは全く違う今作の主人公・朋美役について、「『普通の主婦』として語られてしまうこの世代の女性達ですが、一人一人の個性に目を向けて欲しいという叫びをどう表現出来るか、といつも考えている」と話している。

 主人公の朋美は、夫の愛車で家を出て、初めて高速道路に乗り西へとひた走る。路上で次々に遭遇する衝撃的な出来事。夫の浮気の発覚、主婦売春に間違われてトラック運転手に迫られ、あげくは車を乗り逃げされ…。途方に暮れた朋美を乗せてくれたのは、美貌の青年と、老人の二人連れだった。たどり着いたのは長崎。かつて原爆により荒野と化したこの町で、さまざまな人々と巡り会ううちに、朋美は自分の心の中にある「荒野」の存在に気付く。

 以前から原作の愛読者だったという鈴木は「主人公が自分の年齢と同じだったためか、境遇の違う友人の話のように身に染みて感じました」と出演オファーを快諾。「見た目はごく普通の女性が、少しずつ強く変わっていく役です。女性の冒険、女性のロードムービーだと思っています」と、これから始まる撮影に期待を寄せる。

 撮影は、今月から10月まで、都内・近郊および長崎ロケを予定している。朋美の家族を演じるのは、夫の森村浩光役に杉本哲太、長男・優太役に濱田龍臣、次男・健太役に前田公輝。ほかに、高橋一生YOUでんでん小野ゆり子泉谷しげる豊原功補笹野高史品川徹らが出演する。脚本は浅野妙子氏ほか、音楽は大島ミチルが手がける。

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