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岡田准一、役所広司の助言に感謝 心得は「やぶれかぶれ」

 俳優の役所広司岡田准一らが出演する映画『蜩ノ記』の完成報告記者会見が12日、都内で行われた。岡田は「この作品を経験した前後で自分の役者人生は大きな違いがあると個人的に思っています」と思い入れたっぷり。その背景に、初共演した役所の衝撃的なアドバイスがあったことを明かした。

映画『蜩ノ記』で岡田准一と共演する役所広司 (C)ORICON NewS inc.

映画『蜩ノ記』で岡田准一と共演する役所広司 (C)ORICON NewS inc.

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 昨年4月から約2ヶ月かけてオールロケで撮影された同作。その間、岡田は役所と寝食を共にしながら、長年芝居を続ける秘けつなどを聞く中で、時代劇を演じる心得を聞いたところ、役所から「やぶれかぶれ、なるようになる」と言われたという。

 一瞬、面食らったというが「僕はこの現場に入った時にいろいろ吸収したいと思って、求めすぎてガチガチになってきた。その時に役所さんに『やぶれかぶれ』『当たって砕けろ』と言っていただいて。すべての撮影が終わってから、改めていい言葉だと気づきました」と感謝した。

 横で聞いていた役所は照れ笑いし、「岡田くんは、歌って踊って、はねたりしている人には見えなかった。お芝居をしていて、最近の若者にない硬質なものを感じていました」と印象を明かし、「映画の中では師弟関係にありましたが、普段は先生じゃないです。僕が岡田くんを見習っています」と絶賛。

 また、役所は「一緒に風呂に入りながら、筋肉を鍛えるにはどうすればいいの?」と聞いたといい、「肉体的な運動とか教そわりたい」と笑顔を見せていた。

 一方の岡田は、役所を「僕は勝手に師匠だと思っていました」といい、「また勉強させていただける機会あれば、ご一緒したい」と再共演を熱望していた。

 同映画は、2012年第146回直木賞を万票で受賞した葉室麟氏の同名時代小説を、黒澤明監督の愛弟子として知られる小泉堯史監督が映像化。ある罪で切腹を命じられ、不条理な運命にある戸田秋谷(役所)のもとに、監視役として派遣された檀野庄三郎(岡田)。秋谷に不審を抱いていた庄三郎が、事件の真相を知り、彼の気高い生き方に触れて成長する師弟愛のドラマを、秋谷と妻・織江(原田美枝子)との夫婦愛や家族愛、庄三郎と秋谷の娘・薫(堀北真希)との恋模様とともに描き出す。

 会見には、役所、岡田、堀北、原田、小泉監督、原作者の葉室氏が出席した。

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  • 映画『蜩ノ記』で岡田准一と共演する役所広司 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)役所広司、原田美枝子、小泉堯史監督 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)原作者・葉室麟氏、堀北真希 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『蜩ノ記』完成報告記者会見に出席した(左から)原作者・葉室麟氏、堀北真希 (C)ORICON NewS inc.

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