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市村正親、早期胃がん公表 舞台休演し治療に専念

 俳優・市村正親(65)に早期の胃がんが見つかり、25日より開幕したミュージカル『ミス・サイゴン』の全日程(29日〜10月5日)を休演することが27日、明らかになった。舞台を制作する東宝と所属事務所が発表した。

 市村演じるエンジニア役はすでに同役を演じている駒田一に加え、筧利夫が代役を務める。市村が出演を予定していた回のエンジニア役は7月いっぱいは全て駒田が担当し、8月以降は後日発表される。

 所属事務所によると6月下旬に体調不良のため病院で診察を受けたところ、急性胃炎と診断され入院。その際に受けた精密検査の結果、胃に腫瘍が見つかり、病理検査の結果、悪性であると診断された。

 市村は当面の間治療に専念するため27日公演を最後に同舞台の降板を決め、キャストには夜公演終了に直接自らの口で報告した。今後は約2週間の入院の間に腹腔鏡手術を受け、退院後は自宅療養に入る。11月からのミュージカル『モーツァルト!』には出演予定としている。以下は市村正親からのコメント全文。

     ◇

 この度は、私事で皆様にご心配とご迷惑をおかけしております。
 公演を楽しみにお待ちいただいているお客様には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 俳優として一番悲しいことは、楽しみにしてくださるお客様の前に立って舞台からご挨拶できないことであり、一番悔しいことは、共に作品を作り上げるために稽古場で闘ったスタッフ及びキャストに迷惑をかけることです。

 この『ミス・サイゴン』は私にとって俳優人生の転機となった作品です。22年前の日本初演、エンジニアという役をいただき、『アメリカン・ドリーム』を歌う中で、私自身が俳優として大きな夢を見させていただきました。

 今の私の夢は、再びお客様の前でこの曲を歌うことです。そのために私は治療に専念しますが、『ミス・サイゴン』のスピリットは変わることなく、頼りになる仲間たちによって、毎日すばらしいパフォーマンスが繰り広げられます。

 演劇の神さまが、僕に与えてくれたこの舞台が、一人でも多くのお客さまに愛され、そして、皆さんが楽しんでくださることを心から祈っています。

市村正親

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