モノマネ界の“リヴィングレジェンド”として今なお第一線で輝きを放ち続けるコロッケ。34年にも及ぶ彼のモノマネ芸人としての活動は、例え“ご本人”にお叱りを受けようとジャンルの底上げに尽力してきた戦いの歴史だった。そんなコロッケに自身のモノマネ人生、ネタに対するこだわりについて聞いた。
■モノマネを一流の芸に変えた“破壊と妄想”
コロッケといえば、1980年に『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)に出演し本格デビュー。当初は形態模写のみでピーターやちあきなおみのモノマネを披露し頭角を現す。転機となったは、85年に放送された『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)への出演。完成度の高い芸で一躍人気芸人となり、同番組に出演していた清水アキラ、栗田貫一、ビジーフォーらと共に“モノマネ四天王”と呼ばれ一世を風靡した。
「当時モノマネは、ジャンルとして決してメインになれない芸だったんです。もしかしたらメインになる必要も無かったのかもしれない……でも、僕は『いつか出来ないかな』ってずっと考えていたんです。だったら、そこに新たなエンタテインメントの要素を取り入れるしかなかった。その『新たなエンタテインメント』というのは僕にとって“妄想と破壊”だったんです」と振り返るコロッケ。“妄想と破壊”……まさにコロッケによるモノマネの“核”となる部分だ。
■「ただ似てるだけならご本人の歌を聴いたほうがよっぽど良い」
数多くいるモノマネ芸人の中で、コロッケがなぜ抜きん出た存在なのか? いわゆる“歌マネ”が上位観念として存在していた中で、歌が似ていることがモノマネ師として最大の功績という考え方をコロッケが“破壊”したからだ。「鼻をほじる野口五郎」や「五木ロボ」にしても、強烈な“余韻”や“残り香”がある。それは時に対象者を通り越してしまうほどの。
「そんな大層なことはしてないんですけどね(笑)。凄く矛盾するかも知れないんですけど、モノマネをする際、別に似ている必要がなくてもいいと思っているんです。極論すれば、ただ似てるだけならご本人の歌を聴いたほうがよっぽど良いですから」(コロッケ)。
■モノマネ経由でオリジナルを好きになる
もしコロッケの“破壊”がなければ、モノマネが一流の芸として認められることなく「あぁ似てるね。上手いね」だけで終わっていたかも知れない。「僕の場合は、“妄想”がかなりの割合で入ってますからね。でも、僕のちあきなおみさんのモノマネを見て興味を持った若い方が、実際にちあきさんの歌のファンになったり、“五木ロボ”しか知らない若い方が実際に五木さんの歌を聴いて好きなったという手紙を頂くと、『あぁ〜モノマネやってきてよかったなぁ』って思いますね。五木さんのファンになった子の手紙の最後には「因みに、五木さんはロボットではなかったです』って。分かってるって(笑)」(コロッケ)。
持ちネタであるモノマネも常に進化するべきだと語るコロッケ。なぜなら、“ご本人”がキャリアを重ねて変化しているのだから、モノマネ芸人が止まる必要性はないというのが彼の持論だ。「その時代の○○さんが好きという嗜好もあると思いますけど、“その時代”が好きなら“今の時代”もキッチリやらなくてはいけないと思う。武田鉄矢さんの金八先生でも、昔は『コラ!!』って声を張り上げてたんです。でも、最近の金八先生は『コラ……』って冷静に低音で叱るんです。この変化をキチンと出来ないと本当の意味でリスペクトに値しないと個人的には思っています。あまりこういうことはテレビでは言いませんけどね(笑)」。
■モノマネを一流の芸に変えた“破壊と妄想”
コロッケといえば、1980年に『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)に出演し本格デビュー。当初は形態模写のみでピーターやちあきなおみのモノマネを披露し頭角を現す。転機となったは、85年に放送された『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)への出演。完成度の高い芸で一躍人気芸人となり、同番組に出演していた清水アキラ、栗田貫一、ビジーフォーらと共に“モノマネ四天王”と呼ばれ一世を風靡した。
■「ただ似てるだけならご本人の歌を聴いたほうがよっぽど良い」
数多くいるモノマネ芸人の中で、コロッケがなぜ抜きん出た存在なのか? いわゆる“歌マネ”が上位観念として存在していた中で、歌が似ていることがモノマネ師として最大の功績という考え方をコロッケが“破壊”したからだ。「鼻をほじる野口五郎」や「五木ロボ」にしても、強烈な“余韻”や“残り香”がある。それは時に対象者を通り越してしまうほどの。
「そんな大層なことはしてないんですけどね(笑)。凄く矛盾するかも知れないんですけど、モノマネをする際、別に似ている必要がなくてもいいと思っているんです。極論すれば、ただ似てるだけならご本人の歌を聴いたほうがよっぽど良いですから」(コロッケ)。
■モノマネ経由でオリジナルを好きになる
もしコロッケの“破壊”がなければ、モノマネが一流の芸として認められることなく「あぁ似てるね。上手いね」だけで終わっていたかも知れない。「僕の場合は、“妄想”がかなりの割合で入ってますからね。でも、僕のちあきなおみさんのモノマネを見て興味を持った若い方が、実際にちあきさんの歌のファンになったり、“五木ロボ”しか知らない若い方が実際に五木さんの歌を聴いて好きなったという手紙を頂くと、『あぁ〜モノマネやってきてよかったなぁ』って思いますね。五木さんのファンになった子の手紙の最後には「因みに、五木さんはロボットではなかったです』って。分かってるって(笑)」(コロッケ)。
持ちネタであるモノマネも常に進化するべきだと語るコロッケ。なぜなら、“ご本人”がキャリアを重ねて変化しているのだから、モノマネ芸人が止まる必要性はないというのが彼の持論だ。「その時代の○○さんが好きという嗜好もあると思いますけど、“その時代”が好きなら“今の時代”もキッチリやらなくてはいけないと思う。武田鉄矢さんの金八先生でも、昔は『コラ!!』って声を張り上げてたんです。でも、最近の金八先生は『コラ……』って冷静に低音で叱るんです。この変化をキチンと出来ないと本当の意味でリスペクトに値しないと個人的には思っています。あまりこういうことはテレビでは言いませんけどね(笑)」。
2014/07/19