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柳葉敏郎主演『あすなろ三三七拍子』初回7.7%

 俳優の柳葉敏郎が15年ぶりに連続ドラマに主演するフジテレビ系ドラマ『あすなろ三三七拍子』(毎週火曜 後9:00〜)の初回(15分拡大)が15日に放送され、平均視聴率が7.7%だったことが16日、わかった(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

フジテレビ系ドラマ『あすなろ三三七拍子』15年ぶり地上波連ドラ主演・柳葉敏郎のエールはどこまで届くのか (C)ORICON NewS inc.

フジテレビ系ドラマ『あすなろ三三七拍子』15年ぶり地上波連ドラ主演・柳葉敏郎のエールはどこまで届くのか (C)ORICON NewS inc.

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 同ドラマは、人気作家・重松清氏の同名小説(講談社文庫)が原作。商社に勤務するごく普通の中年サラリーマンが、リストラを免除する代わりとして廃部寸前の応援団を立て直すために大学に送り込まれる物語。コワモテな応援団OBたちに厳しく指導され、若い団員たちと友情をはぐくみながら、「とにかく」「ひたすら」「懸命にやる」という応援の哲学を学んでいく中年男の青春を描く。

 柳葉と、応援団OBを演じる反町隆史ほんこんの3人は、80〜90年代のトレンディドラマからタイムスリップしてきたような時代錯誤感を醸し出し、現役大学生を演じる剛力彩芽風間俊介、高畑充希らとのギャップを際立たせる演出がヒリヒリさせた。

 初回のクライマックス、新入生にエールを送る応援団に目もくれず、急に降り出した雨の中、一目散に去っていく学生たちに向かって柳葉演じる主人公・藤巻大介が心の中で「なめんじゃないぞ」「こっちを向け」「聞こえないのか」「見えないのか」「わかってくれ」「せめて足を止めろ」と叫ぶ。まるでテレビの前の視聴者に向けて言っているような切実さだった。

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