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綾戸智恵、実父の存在を知り歌への決意も新たに〜「怖いものがなくなった」

 ジャズシンガーの綾戸智恵が20日、東京・WOWOW本社で行われたWOWOWのドキュメンタリーシリーズ『ノンフィクションW 綾戸智恵 その歌声が変わった日〜父と母の痛みを抱いて〜』の完成披露試写会に出席。同番組は、「本当の父親は別にいる」と数年前に実母から告白され、デビュー15周年の節目を機に、実父を探す綾戸の姿を映したドキュメンタリー。実父が明らかになり、真実を知った綾戸は、「怖いものが一切なくなった。ここから“新生・綾戸智恵”として頑張っていこうと(思う)」としみじみ語った。

綾戸智恵と番組ディレクターを務めたヤン・ヨンヒ監督

綾戸智恵と番組ディレクターを務めたヤン・ヨンヒ監督

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 「自分の番組を観て泣くとは思わなかった」と綾戸本人もこの日、初めて番組鑑賞し、涙を見せた。番組では、幼き頃の自分や家族のルーツを知る人々との運命的な出会いを経験し、これまで意識すらしたことのなかった「家族」や「生きること」、「歌うこと」の意味を追求。旅を通して生まれたニューアルバムの制作秘話など、「隠さず全部出しました。“ここに私の答えがある”と言える番組になりました」(綾戸)と半年間に渡って密着。「“家族”について撮っている私に“自分の家族を預けてみたい”」と綾戸のオファーを受け、長年親交のあるヤン・ヨンヒ監督が、番組ディレクターを務めた。

 綾戸は実父の存在を知ったとき、「毛穴がパチパチ。熱すぎる風呂に入った感じ」と振り返り、「この歳だから受け入れられた。よく周りの大人たちが黙っていてくれた」と若い頃に聞いていたら受け入れられなかったと言う。綾戸が2才の頃に父親は他界し、舞台役者をしていたことが番組で明らかになり、「(自分と)同じようにステージに立っていたんだ」と考え深げに語った。「今までは、いつまで歌うかわからへんと言っていた。でも今は、いつ死ぬかわからないけど、その日までしっかり歌おうと。自分で辞めますとか続けるとかではなく、一生懸命歌って、がんばって生きようと思う」と自身のルーツを知ることで、歌への向き合い方が変わったと言う。

 綾戸は「今まで知らなかった母の過去も知り、本当はこれ以上取材を受けるのが怖いなと思った」と心が揺らいだときもあった。しかし、ヤン監督は、「番組にするのはやめて欲しいといつ言われるのか、びくびくしていました。でも、“ええもの作ってな!”と一度もやめるとは言わなかった。本当にあっぱれとしか言いようがない」と絶賛。「改めて綾戸智恵に対する好奇心がわきました」と目を輝かせると、綾戸は「じゃあ、第2弾も!ドラマWも残っとるで。私の役を上戸彩がやったらええ」と笑いを誘った。

 同番組は、30日午後10時からWOWOWプライムで放送される。

『綾戸智恵 その歌声が変わった日〜父と母の痛みを抱いて〜』公式サイト

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