昨年9月に亡くなった作家・山崎豊子さん(享年88)が死の間際まで手がけていた未完の遺作『約束の海』(2月20日発売・新潮社)が初週1.8万部を売り上げ、3/3付オリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門3位に初登場。2008年4月の同ランキング開始以降、同氏の作品が同部門初のTOP3入りを果たした。 同作は、旧海軍士官の父、海上自衛隊員の息子を通し、戦争とは何か、日本人とは何かを問う壮大なスケールの長編小説。昨年8月から「週刊新潮」で連載がスタートしたが、第1部完成直後に山崎さんは入院、そのまま帰らぬ人となった。連載は先月で終了し、第1部と、山崎さんが残していた結末までのあらすじが収められている。
2014/02/27