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ジェリー藤尾 35年ぶりレコーディング「神聖な気持になりました」

 昨年末の『第55回日本レコード大賞』で功労賞を受賞した歌手で俳優のジェリー藤尾(73)が、デビュー55周年記念アルバム『マイ ロード』を2月12日に発売する。「バンドボーイ兼歌手として横田の米軍基地で初めて歌ったのが、きのうの様です!その時の気持を忘れず、歌っていきます」と初心に帰り、実に35年ぶりのレコーディングに臨んだ。

ジェリー藤尾

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 ニューアルバムとしても35年ぶり。1962年発表の代表曲「遠くへ行きたい」を半世紀ぶりにセルフカバーし、竹内まりや「人生の扉」、井上陽水「少年時代」、洋楽の名曲「太陽は燃えている」「Amazing Grace」「MY WAY」の6曲をジェリー色に染めた。

 久しぶりすぎる歌手活動に「神聖な気持になりました」とジェリー。「竹内まりやさんの人生の扉良い詞ですね。90才まで、またはそれよりもっと先まで人生を楽しもう。年なりの歌がうたえる様精進し、すべての曲を歌える、そして愛を伝えられる唄い手になりたい」と老いてはますます盛ん。

 昨年はレコ大で功労賞を贈られ「一生懸命唄って来たのがよ、良かったのかな? とにかく、うれしいです」。アルバムを発売したからには今後はライブ活動も期待される。「ミッチ・ミラーみたいにみんなで歌える曲も入れ、夢ですが、アットホーム的なライブにしたい」と意気込みを寄せている。

■ジェリー藤尾
1940年、中国・上海で出まれ、46年に家族とともに東京へ引き上げる。57年、バンドボーイとなって米軍のキャンプを回り、新宿のジャズ喫茶で飛び入りで歌った「HOUND DOG」でスカウトされ、翌年、水原弘とブルーソックスのシンガーとして日劇のウエスタンカーニバルで初舞台。同年、高校を中退して本格的に芸能活動をはじめ、61年に「悲しきインディアン」でレコードデビュー。62年、NHKの人気番組『夢であいましょう』から生まれた「遠くへ行きたい」が大ヒットし、日本レコード大賞ノミネート、作曲賞を受賞。代表曲は「ダニー・ボーイ」「土佐の一本釣り」「指笛の丘」など。音楽活動のほか『檻の中の野郎たち』、黒沢明監督『用心棒』など俳優としても活動し、70年代にはバラエティ番組でも活躍した。
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