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高梨臨、女優引退も考えた… デビュー当時の挫折を告白

 第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督作『ライク・サムワン・イン・ラブ』(2012年)に主演し、一躍ときの人となった高梨臨。昨年は『放課後グルーヴ』(TBS系)で連続ドラマ初主演を務め、2月1日からはヒロイン役で出演した日本とインドネシアの初合作映画『KILLERS/キラーズ』が公開される。今まさに日本だけでなく世界へ羽ばたこうとする国際派女優に今の心境を聞いた。

 高梨は、2008年に『GOTH』で映画デビュー。その後、2009年に演じた特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)のシンケンピンク役で人気を得て、現在は日本でのドラマや映画だけでなく海外の監督による作品にも出演。2014年は、NHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演するほか、公開待機作に『醒めながら見る夢』『わたしのハワイの歩きかた』などがある。

 今まさに眩いばかりのスポットをライトを浴びて躍進中の新鋭女優だが、現在25歳の高梨にはこれまでの下積みを経ての今がある。そのなかには挫折もあったとデビュー当時のことを振り返る。

「アイドルに憧れてなんとなく芸能界に入って、その頃は女優になりたいとも思っていませんでした。お芝居をやってみたらおもしろくて、女優をやりたいと思い始めたときに初めての映画が決まって喜んだんですけど、そんな気持ちでできる仕事じゃないってすぐに気づかされました。やりたいと思っても全然できなくて、毎日監督に怒鳴られて、スタッフさんたちに迷惑をかけて……毎日泣きながら帰って、すごく悩んでもう無理だと思ったんです。やりたいという気持ちだけでやっちゃいけないって。マネージャーにも辞めるって言ったことがあるんですけど、監督は私のために毎日リハーサルをしてくれて……ずっとボロクソに言われましたけど、『できると思っているからここまで言っている』という言葉を聞いて、なんとか乗り切れました。その言葉は今でも覚えています」

 そのときに得られた達成感と生まれた責任感は、その後の高梨に大きな影響を与えた。それからはオーディションに受かるようになったという。現在、海外監督の作品への出演が続いているが、そこでの醍醐味については「国内向けの作品でも、当然学ぶことはたくさんあります。ただ海外の監督とのお仕事は、価値観自体が異なることも多いので、発想がもとから変わったり、新しい世界を見せてくれたりします。そういう瞬間はやっていて幸せだなと感じますね。たとえば“理由がない芝居”を求められることもけっこうあるんです。以前は“行動すべてに理由がある”と考えて演じている部分があったんですけど、私が出会った海外の監督の場合はそうとは限らなくて。それはすごくおもしろいなと感じます」(高梨)。

 すでに国際派女優と称されることも多い高梨だが、謙虚な姿勢はこれまでと少しも変わらない。そんな人柄も周囲の人たちを惹きつけているようだ。

「いえ、自分自身まだまだだと思っています(笑)。でもやっぱり海外作品には積極的に参加したいので、いろいろ勉強していきたいですね。それと、以前お仕事をご一緒した方に再び声をかけていただく機会が増えていますので、今年はそういう“繋がり”、人との関わりを大切にできる年にしたいと思います」



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