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尾野真千子、足尾銅山描くドラマに強い使命感

 女優の尾野真千子が8日、東京・渋谷のNHKで主演ドラマ『足尾から来た女』(18日・25日、2週連続放送 後9:00 総合)の完成試写会に出席した。

史実を描くドラマで強い使命感と責任感を明かした尾野真千子 (C)ORICON NewS inc.

史実を描くドラマで強い使命感と責任感を明かした尾野真千子 (C)ORICON NewS inc.

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 尾野は「実家では毎年、餅つきをします。それが、私にとって、区切りというか、1年が終わって、次の年も頑張ろうと思う。昨年は出来なかったんですが、今年は実家に帰ってお餅を食べてきました」と正月を振り返り「今年は今年で何かまた違う、NEW真千子を見せられるよう頑張ります」と笑顔を見せた。

 今年、最初に放送される出演ドラマが『足尾から来た女』。昨年10月から11月にかけて撮影された。明治時代に起こった足尾銅山(栃木県)の鉱毒事件を題材に、田畑を汚染され、政治家・田中正造の闘いもむなしく、国から村を捨てるように命じられた栃木県谷中村出身の女性・新田サチ(尾野)が、田中、女性活動家・福田英子、石川啄木らの人物たちと交わりながら成長する姿を描く。

 かつて谷中村のあった場所は渡良瀬遊水池となり、今は緑豊かな公園として整備され、今作のロケも行われた。尾野は「(谷中村があった)場所は残っていて、まだ続いていることを恥ずかしながらこの作品で初めて知りました。主人公のサチが思ったことが、素直に胸に突き刺さって、今、やるべきもの、やらなければいけないこと、放送して伝えなければいけないんだと感じました」と作品への強い思いを語っていた。

 試写会には、共演した鈴木保奈美柄本明も出席。鈴木は「日露戦争に出兵したサチの兄が『足尾銅山で採れた銅で作られた鉄砲の玉で命が助かったんだ』と言ったせりふがズシンと心に響きました。足尾銅山、鉄砲の玉という言葉を今のいろんな状況に置き換えることができるんじゃないか。私たちが抱えている現実をちゃんと認識しないといけないんだなぁと、深く感じました」と感想に力を込めた。

 本人写真にもそっくりの役づくりをした田中正造役の柄本は「新年早々、『足尾から来た女』という素晴らしい作品が放送されるということで、いい年になるんじゃないかなと思っております」とアピールしていた。

関連写真

  • 史実を描くドラマで強い使命感と責任感を明かした尾野真千子 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKドラマ『足尾から来た女』の完成試写会に出席した(左から)鈴木保奈美、尾野真千子、柄本明 (C)ORICON NewS inc.
  • 作品への想いを明かした出演者 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKドラマ『足尾から来た女』の完成試写会に出席した柄本明 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKドラマ『足尾から来た女』の完成試写会に出席した鈴木保奈美
  • 主演ドラマ『足尾から来た女』の完成試写会に出席した尾野真千子 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKドラマ『足尾から来た女』の完成試写会に出席した(左から)鈴木保奈美、尾野真千子、柄本明 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKドラマ『足尾から来た女』の完成試写会に出席した尾野真千子 (C)ORICON NewS inc.

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