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岩井俊二、初連ドラ脚本の洗礼「書いても、書いても足りない状態が続いた」

 テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』(1月10日スタート、毎週金曜 深0:12)の制作発表会見が8日、東京・神谷町の同局で行われ、主演の中村蒼(22)、本郷奏多(23)、桜井美南(16)、長澤雅彦監督(48)、脚本・企画プロデュースを手がけた岩井俊二氏(50)が出席した。連続ドラマの脚本、SFもの、ともに初挑戦の岩井氏は「2時間の映画仕上げるだけでも大変なのに、30分×12話、6時間の作品のストーリーを練り上げるのに、書いても、書いても足りない状態が続いた」と連ドラの“洗礼”を明かした。

テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の脚本・企画プロデュースを手がけた岩井俊二氏 (C)ORICON NewS inc.

テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の脚本・企画プロデュースを手がけた岩井俊二氏 (C)ORICON NewS inc.

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 岩井氏は「友人の(脚本家)北川悦吏子に、連ドラは大変だねと話したら、『私は普段1時間ものの連ドラをやっている』と言われ、倍か…、大変な仕事だなと思いました」とこぼしながらも「映画とは違って、連ドラという形ならではの、面白さもあって、仕事自体は楽しかった」とニッコリ。

 「長澤監督と二人三脚で、若い主演の3人を中心にみずみずしい作品ができた気がしています。10代の若い子向けのドラマが、もっといっぱいあっていいんじゃないかと思うんですけど、久しぶりにそういう作品に携われて、個人的にも楽しませてもらいました」と満足げな表情を見せた。

 相方を務めた長澤監督は「岩井作品らしい透明感のあるピュアな青春、美しい映像世界を描きつつ、今回はダークな一面も随所に出ているし、20年のつきあいがありますが、ギャグも書く人なんだという発見もありました」と岩井氏の新しい一面をアピールしていた。

 同ドラマは、1970年代にNHK『少年ドラマシリーズ』で映像化され、話題を呼んだ眉村卓氏のSFジュブナイルの傑作を、原作の世界観を生かし、岩井氏の企画プロデュース・脚本で不可思議なパラレルワールドを描き出す。

 キャスト陣は、自然光を生かしたライブ感あふれる長澤監督の撮影方法やオープニング映像で謎の液体まみれになる岩井氏のアイデアなどに刺激を受けたという。20代の中村と本郷は、桜井をはじめ多くの現役高校生との共演で「忘れかけていたものに気付かされた」「初心にかえることができた」と語っていた。

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  • テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の脚本・企画プロデュースを手がけた岩井俊二氏 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)長澤雅彦監督、桜井美南、中村蒼、本郷奏多、岩井俊二氏 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の制作発表会見に出席した中村蒼 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の制作発表会見に出席した桜井美南 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の制作発表会見に出席した本郷奏多 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の制作発表会見に出席した長澤雅彦監督 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の制作発表会見に出席した岩井俊二氏 (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』の制作発表会見に出席した(左から)長澤雅彦監督、桜井美南、中村蒼、本郷奏多、岩井俊二氏 (C)ORICON NewS inc.

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