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雑草アイドル、同事務所のエリート・X21に下克上

 様々なアイドルグループは乱立し、“アイドル戦国時代”と呼ばれて久しい昨今、新たな産声を上げたグループがいる。それが芸能事務所・オスカーに所属するアイドルグループ・赤マルダッシュ☆だ。大手事務所に所属しているだけに、一定の成功が約束されているかに見えるが、彼女たちは自分たちを“雑草”と称する。同じ事務所に所属する“エリート”アイドルグループへの下剋上を虎視眈々と狙う彼女たちに、その想いを聞いてみた。

雑草アイドルの異名を持つ赤マルダッシュ☆

雑草アイドルの異名を持つ赤マルダッシュ☆

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■武田鉄矢プロデュースによる“食べドル”

 赤マルダッシュ☆は、北澤鞠佳、玉城茉里、川村彩花、大西菜友によるアイドルグループで、「武田鉄矢プロデュースアイドルプロジェクト」から誕生。歌って踊って食べるアイドル=食べドルをコンセプトに、現在「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」のCMにも出演している。

 同CMではオーディションの様子からメンバー発表、ダンスレッスンやライブの模様まで、彼女たちの軌跡をストーリー仕立てで放送。「『赤マルダッシュ☆』になってから、そこまで経過していないので、ひとつひとつをこなしている状況で、“アイドルになった”という実感は沸かないです」(大西菜友)、「自分が置かれている状況がよく分かってないというか(笑)。1日1日が濃すぎて、アイドルというより“仕事人”という感じです!」(北澤鞠佳)と語るように、まだまだアイドルとしての実感は沸かないようだ。

 彼女たちはこれまで、個々で女優やタレントとして活動してきたが、今回のオーディションを機にアイドルグループを結成した経緯がある。元々アイドルに憧れていたメンバーの川村は「初めて夢中になれることがアイドルで、アイドルが私の生活の支えだったんです。だから私自身も夢中になれる存在になりたいし、それがアイドルへの恩返しになるかなって思っているんです」とアイドルになれた喜びを率直に語る。

 18日には、CMでも披露されている「赤マル急上昇ダッシュ☆」の配信がスタート。作詞作曲をヒャダイン、ダンス振り付けをパパイヤ鈴木が担当と、盤石の布陣で臨んでいるが、まだまだスタート地点に立ったばかり。彼女たちの“標的”はまだまだ先にいるのだ。

■エリート集団に入れなかった悔しさ「雑草だからこそ負けられない」

 彼女たちの標的……それは『第13回全日本国民的美少女コンテスト』ファイナリスト21名から結成された次世代ガールズユニット・X21だ。同コンテストでグランプリを獲得したリーダー・吉本実憂を筆頭とする、文字通りオスカーの次世代を担うエリート集団。実は赤マルダッシュ☆のメンバーも同コンテストに応募したが、ファイナリストに残れなかった苦い経験がある。「こっちが勝手に思ってるんだけですけど、良き先輩であり良きライバル!! ただ、あちらはエリートで、私たちは完全に雑草です(笑)」(北澤)、「私たちは美少女コンテストでも最終審査に残らなかったので。でも、そのことで逆に「負けるか!!」っていう気持ちになってます」(川村)。

 現在は個々の活動を主に、様々なメディアに露出しているX21。そんなエリートに対し、蒼き炎を内に秘め、虎視眈々と下剋上を狙う“雑草アイドル”赤マルダッシュ☆。

 「私たちは雑草なので、絶対に負けられないです!!」(北澤)。

 今期、MLBボストン・レッドソックスの上原浩治投手が、“雑草魂”を胸にワールドシリーズ制覇に大きく貢献したことは、我々に大きな夢と感動を与えてくれた。彼女たちの“雑草魂”が、果たしてどれ程の決意を表すのかは正直、未知数だ。だが、選りすぐりの“エリート集団”に立ち向かう“落ちこぼれ”(失礼!)がどのような逆転打を放つのか? 興味をそそる構図であることは間違いない。

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